2008年5月13日火曜日

通勤中にコツコツと

最近、いろいろマンガを読んだので、感想メモ。

少女ファイト 4 (4) (イブニングKCDX)
日本橋 ヨヲコ
4063754766

1~3巻をまとめ買いしたはいいものの1巻だけ読んであんまりピンとこなくて、というか登場人物の関係とか書き分けとか主人公の小学校→中学校→高校の環境の変化の説明が分かりにくかったり、つまりおそらく作者が情報を詰め込みすぎていて僕が整理しきれなかったためにノレなかったんだけども、えいやと2、3巻を続けて読んだら面白くなってきた。偶然3巻を読んだ次の日に4巻が発売されてようやく波に乗れた感じ。

クロスゲーム (1)
あだち 充
4091273513

久々にあだち充を味わいたくなって第一部にあたる1巻だけ購入。例のフラグが立っているなぁ……とは思いながら読むんだけど、第一部のラストはやはり衝撃。続きは機会があったら完結後にでも読むつもり。どうするつもりなんだ、このあと(←って読んでる人は知ってるんだろうけども)

水木しげる怪奇貸本名作選
「不死鳥を飼う男,猫又」
「墓をほる男,手袋の怪」
子供の頃の刷り込みで「ゲゲゲの鬼太郎」よりも「墓場鬼太郎」が好きなタチなので、同じテイストの貸本時代の作品がこうして文庫で読めるのはとてもうれしい。この感じが好きじゃない人にはそれほどでもないのかもしれないけど、絵が安定してきた頃の短編(「コケカキイキイ」とかあの辺)よりもプリミティブな面白さがあると思う。
ヒゲのないねずみ男も出てきたり。

夕凪の街桜の国
こうの 史代
4575297445

前から読んでみたかったんだけど文庫になったので購入。
一回読んだだけだと人物関係が分からなかった(笑)。意外に凝った構成をとってました。やや古くさい絵が内容とマッチ。

新宿まんが村 1 (1) (マンサンコミックス)
北見 けんいち
4408165697

赤塚不二夫のアシスタント時代の話で、スタジオゼロのエピソードなどが描かれている。このあたりをテーマにした作品はほぼチェックしてるので、これも。ほのぼのしていて楽しめた。

宮尾岳/アオバ自転車店 3巻 (ヤングキングコミックス)

う~ん、元々この作者はアニメ系の人らしいんだけど、リニューアル前の「並木通りアオバ自転車店」はオタ臭が少なくてよかったなぁ。正直、こちらのシリーズはもう読む気がないので未読の「並木通り~」7巻以降を読んでいきたい。

DEATH NOTE (12)
大場 つぐみ 小畑 健
4088741315

そしてこれ。前から読んでみたかったんだけど全然知らなくて、どれぐらい知らなかったかというとLとキラを逆だと思ってたぐらい(笑)。
試しに最初の1冊を買って読んでみたら「次を読ませろ!!」状態で大人買い。次の巻を手に取らせるパワーに関してはものすごい。実際最後まで読んでも面白かったけども、ではこのマンガを好きか?と自問自答すると、正直それほどでも……と思う。ちなみに「スラムダンク」も同じだった。
この辺がエンタティンメントの難しさであり、面白さなのかも。

きょうの猫村さん 3
ほし よりこ
4838718500


正直に告白すると猫に対して過剰な思い入れのある作品というのはけっこう苦手で、これも読む前は「ハイハイ、猫モノね」と思ってたら全然違ってて、とにかく得体のしれない作品だった。今こう書いていても何が面白いのか説明するのがとても難しい。それでもなかなか出ないせいもあって新刊が出るとすぐに手に入れて読みたいマンガだし、それを一気に読みおわると読まないと損だよなぁと思ってしまう不思議な作品。劇中劇に異常に凝るあたりとか面白けどわけが分からない。
「僕とポーク」も素晴らしかったし、ほしよりこは天才だと思う。

そしてトリはこれ。

ジョジョの奇妙な冒険 (42) (ジャンプ・コミックス)
荒木 飛呂彦
4088518926

今年に入ってからチョコチョコと読んでいる第四部の後半をようやく読了。
ものすごい面白いんだけど、なぜか半分ぐらい読んだところでプツッと読む気が出なくて1ヶ月近く放置。最近になってまた再開したけど、やっぱり面白いなぁ。唸りながら読むマンガなんてなかなかない。
前半はあまり本編と関係のないエピソードが続いたりするのが好きだった。後半もスタンドが鉄塔だったり、エニグマのオチとか最高。あと第三部の承太郎が準主役でずっと出ている外伝的構成も好み。
「最後には正義が勝つ」というベタなテーマなのに、むしろラストはじわりと感動させられてしまう語り口も見事。
でも、続きの第5部とか「スティールボールラン」とかをあんまり読む気がしないのは、この第四部は超えられないんじゃないか、と何となく思ってしまうからなのかも。


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