2007年6月19日火曜日

アキバ系の人が選びがちな、アニソン以外の音楽

というテーマはずいぶん前から気にはなっていたんだけど、「ちょいアキ(=ちょっとアキバ系、今作った)」の友人が、「こんなん買った」といって持ってきたのを見て、

S.F.sound furniture
capsule Yasutaka Nakata
B000219PE4


なんか知らんが納得するとともに、ちょっと自分の中でまとめてみたくなった。

その友人は基本的にはアニメ関連の音楽を聴くみたいなんだけど、10年前のテクノブームの頃はクラブ系のテクノを聴いてたので、へーと思ってたら、よくよく話してみるとビデオゲーム経由のピコピコ指向であり、なるほどなぁと思った。

ところで、その彼は昔「谷山浩子」を聴いてた、ってんでこれまたへー&なるほどな感じ。
彼ではないけど、「ザバダック」とかもそういう人が好む傾向がある気がしていた。もうちょいメジャーなところでは「遊佐未森」とか。

特徴をあげてみると

・ボーカルがアニメ声、もしくはやや声楽的な唱法
・歌詞がやや浮世離れしている
・歌詞、アーティストの容姿などにセクシャリティが希薄
・サウンド的にはノイジー、ラウドはNG。ピコピコはゲームとの親和性が高いからOK。
・ジャケットがファンタスティック
・アニメ、ゲームとのタイアップ曲がある(これが知るきっかけになる)

てなところか。洋楽だとアニメ声はあんまりないけど、エンヤとかが該当しそう。
ここからたとえば、「ヴィレッジヴァンガード受けする」という文脈ではCapsuleと同系列だと僕が思うPlus-Tech Squeeze Boxなんかは決してアキバ系の人は聴かないのではと推測される。というのも上記条件をあんまり満たしてないから。

ちなみにCapsuleって、僕はピチカートフォロワーだと思っていた。けど、自分も含めピチカートファイヴが好きだった人は、たぶんCapsuleにはあんまり興味ないと思う。そのこと自体も不思議といえば不思議なんだけど、実はピチカートファイヴのボーカルだった野宮真貴ってその容姿やファッション性と異なり、実はフィジカルなボーカリストだったことと関係あるかもしれない。
今回のおはなしとはちょっとズレるので、そのことはまた機会があれば。

それにしても僕が一番不思議なのは、そういったたとえばアニメをきっかけとして音楽を聴きはじめたとしても、なんかあんまり広がらないみたいだなぁ、ということ。
というのも、実はレコードが好きになるメンタリティってまさにヲタクなので、ハマる可能性は大いにあるはずなのだが。

もっともそういった、たとえば、自分に近しい音楽→邦楽→洋楽→ポピュラーミュージックの枠を越えたり、ちょい古いものに手を出したり→そういう中で自分の本当に好きなものが見えてくる、という考え方自体が古いのかも知れない。


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