おそらく最近読んだこちらの本をベースにしてると思うんだけど、
夢を食った男たち―「スター誕生」と歌謡曲黄金の70年代 (文春文庫 あ 8-5)
阿久 悠

もともとこの時代の話は大好きだから、というのもあるけど、やっぱり映画監督の金子修介が監督しただけあって、映像的にも「テレビドラマだから」みたいな部分がなく、しかも監督自身がこの時代の歌謡曲が好きなんだろうなぁ……!という愛が感じられて(とくに女性アイドル;笑)、それがとてもプラスに働いていたと思った。エピソードには事欠かない阿久悠だけど、話を「スター誕生」を軸にして絞ったのもよかった。
金子監督のblogには
ついこのあいだまで撮影やっていたかと思ったら、もう本日放送。
しかも、映像使用の権利関係で再放送もDVDも有り得ない、と言われ、おそらく今日一日だけの「祭り」となるであろう。
何か文句言われても、あとの祭り。
http://blog.livedoor.jp/kaneko_power009/archives/50706378.html
とあって、それは残念。
二年ほど前フジテレビで放送されたこちらのドラマが、いわばこのドラマの前史なわけで、
ザ・ヒットパレード ~芸能界を変えた男・渡辺晋物語~
柳葉敏郎

最近やたらこの手の「当時の風俗を再現する」ドラマが増えたと思うんだけど、やっぱりきっかけは映画「ALWAYS~三丁目の夕日」のヒットなんだろうか。ああいう方法論で客が呼べるという。
で、「ヒットメーカー阿久悠物語」のエンドクレジットを見ていたら協力の所に「昭和ハウス」という名があってなんだろう?と思ってwebで検索してみると「映画やテレビドラマ・テレビ番組・CM・撮影等に昭和の物いろいろをリース」するお店らしい。
なるほど、やっぱりこういう商売があるんだなぁ。
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