僕はメカ好きで、ロボットも決して嫌いじゃないんだけど、その辺がやや複雑な思いがある。
まずロボット以前に「ミリタリー色が濃いもの」に関して素直にのめり込めないところがある。
もちろん理屈を考えれば、たとえば戦車のプラモデルを作ることと本物のナイフを持つこととは全然異なることなんだけども、常にそのエクスキューズを自分に用意しておかないと気が済まない。それが単純に面倒くさい。
あとはミリタリー系のメカニックはどうしても機能性のみが求められるデザインになり、そこが面白いといえば面白いんだけども、ポップさやキャッチーさはどうしても足りなくて、完全に満足はできないという面もある。
その延長線上にあるロボットになると、それに加えて今度はリアリティに関するエクスキューズを用意しなくてはならなくなる。つまり、なんでそんな巨大なロボットが存在するの?という。それにハッと気づいてしまうと一気に冷めてしまうんだよなぁ。
とまぁ、とにかくエクスキューズを用意したがるのは、↓の岡田斗司夫の本ではオタク第二世代の特徴らしくて、その世代分けと理由は本書を読んでもらうとして、まるで自分のことを言われているみたいで面白かった。
オタクはすでに死んでいる (新潮新書 258)
岡田斗司夫

そして、第三世代との感覚のズレみたいなものも納得がいった。だから僕は現在のオタク文化にはあまり興味が持てないんだなぁ。
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