2007年9月14日金曜日

イメージのうた

会社も10年以上もいると折衝、説得、根回しなどいろいろやらされるわけだけども、そこでつくづく思うのは

いかに自分の頭の中のイメージを伝えるのが難しいか

ということと、

いかに自分のイメージが伝わっていないことに人は気づきにくいか

ということである。

自分の頭の中にある漠然としたイメージがどこまで相手にきちんと伝わっているかということに関して、ほとんどの人は無自覚である。だから明らかに話がかみ合ってないにもかかわらず、お互いに自分のイメージは伝わっていると思っているから話だけは続き、会議は踊る、されど進まず。

それぐらいイメージを伝えるというのは難しいことで、そもそもイメージをきちんと整理すると(=企画書や仕様書にまとめると)明らかに矛盾していたり破綻していたりというのは日常茶飯事なのである。でもそのイメージが持つ力というのはバカにならなくて、それを大事に育てていくのが仕事ともいえる。

はたして、イメージを持てる動物というのは人間だけなのだろうか?犬も漠然とした「なんか面白いこと」「なんかおいしいもの」なんてことを夢想していたりするのだろうか?
僕はこのイメージを持てる、というのが人間が持つ大きなアドバンテージなんじゃないかと思ったりもする。

��
ところで、僕は決して折衝、説得、根回しなんてものが得意な人間ではない。なのに、そういうことをやることが多いのは、単純に周りの人が下手すぎるからなのだ(怒)!!
ホントにみんなワガママで、しかも自分の意見が通らないと平気で放置プレイにしたりするので、おっかない。その結果「ずっと俺のカイギ!」な日もあって、泣ける。
生まれ変わったら、ワガママな人間になりたい……。
��
余談ついでに「ずっと俺のターン!」って、実際の「遊戯王」の中にそんなセリフはなくて、「そんなセリフを言ってそうな状況だった」ということらしい。
同じように、2ちゃんねるなんかで体型が不自由な人を「ピザ」というけど、元々は「ピザデブ」で、もっとさかのぼると「なんかの映画の『ピザでも食ってろデブ』っていうセリフ」らしい。
けれど、その映画が何なのかを適切に挙げているサイトに出会わなかった。これも、なんとなくそんな内容のことを言ってただけで、該当するセリフはないんじゃないか、と思ったり。
そんな、「実際にはないけど、イメージが一人歩きしたもの」ってけっこうあるような気がする(と、一応話を戻してみた)。

0 件のコメント:

コメントを投稿