2007年9月13日木曜日

男の秘密基地

所ジョージというタレントは決して好きじゃないし(キャラクターはともかくギャグがつまらなさすぎる)、最近ムックなどでよく紹介される彼の趣味に関してもあんまり共感はできないんだけど、BS-fujiで放送している「所さんの世田谷ベース」は楽しく見ている。

この番組は所さんの仕事場兼遊び場であるガレージ「世田谷ベース」で清水圭とだらだらしているところを写しているだけという内容なんだけど、所さん自身が言っているように、ウンチクも含めて何も伝えようとしていない、見てもなんの役にも立たないところがよいと思う(けどついつい所さんは役に立つことをもったいぶりながらも言っちゃうんだけど)。

だけどこの番組が成立するのは、これまた所さん本人が言っていたけど、ハイデフ映像だからだと思う。地デジなどデジタル放送は実は趣味的な番組にとってはとても有効で、たとえば画面を写真のような感覚で見ることができる。「動く雑誌」とでもいおうか。だから魅力的な被写体があるとそれを写していても番組として成立するのだ(あくまで一部の人にとっては、だけど)。これは今までのテレビの見方とずいぶん異なる。

だからなのか、BSデジタルはなんかやたらと趣味的な番組が多い印象がある。車、旅行、鉄道模型、料理……。というか、こんなんでしかもCMも少なくてなんでペイしてるのかむしろ心配。地上波の儲けで、実験場として番組を作ってるんだろうか?

無料だし、面白い番組多いからいいけど。

1 件のコメント:

  1. ちなみに改めてネコパブリッシングのムック版「世田谷ベース」をチェックしてみたけど、こちらは番組の面白さとは無縁のものだった(これはこれで面白がる人がいると思うけども)。
    あのムックのテレビ版だと思われるには、もったいない番組だと思うなぁ。

    返信削除