2006年7月31日月曜日

「カーズ」のアート本は面白いよ

先の投稿で「カーズおもろくない」などと書いておきながら、その筆先が乾かぬうちにこんな本を購入。\3990もした(けどオールカラーで内容的にはリーズナブルとさえいえる)。

ジ・アート・オブ カーズ
マイケル ウォリス スーザン・フッツジェラルド ウォリス
4198621772


今までピクサー作品はこの手の本が出てたと思うけど、買ったのは初めて。しかも映画自体は面白くないのに(←しつこい)。

ではなんで買ったかというと、実は僕は手なぐさみレベルでミニカーを元にイラストをさらさらと描いたりするんだけど、その参考に、ってのが大きい。
「カーズ」は車のデフォルメの仕方とかは好きだったので、その成り立ちにはとても興味があった。


最近、毎月立ち読みしている「modelcars124号」に「デイブ・ディール公式サイト)という著名な車のイラストレーターがカーズのコンセプトデザインに参加している」という記事が載っていて、あぁ、あの子供の頃、やたらとタイヤが大きかったり、車体がぐにゃりとしてたりするアメリカンなボックスアートのプラモデルとかあったよなぁ……と思い出したけど、そうか、そんな有名な人だったのか(くわしくはこことかどうぞ)。
などと思ってたら、この本でそのコンセプトデザインやワークショップの内容に触れられていて、やっぱりいいんだなぁ、これが。
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僕はチョロQとかディフォルメされた立体ものはあんまり興味ないけど、イラストなら好きで、鳥山明の描く車とかもとてもいいと思っている。
自分でちょっと描いてみるとすぐに分かると思うけど、車で一番大事なのはタイヤだと思う。これは偶然見たテレビで「カペタ」の作者・曽田正人氏も言っていたけど、車の表情が一番出るところなのだ。やっぱりデイブ・ディール氏も鳥山明氏もタイヤがすごくうまい。
ちなみに、これが最近の僕の作品。後ろのタイヤのパースが変ですな(泣)。マツダK360です。
DSC01473.JPG
マーカーはコピックを使ってみたら雰囲気がいい。売れてる理由が分かった。けど裏写りするのだけはイヤン。
ディフォルメじゃないけど、「oha ILLUSTRATION STUDIO」の作品も素晴らしい。更新されてないのが残念。
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さて、もう一つ購入の決め手となったのが、ディズニー作品「小型クーペのスージー」(「青い自動車」)に関する言及。
この作品については以前このblogでも触れたことがあるけど、ちゃんと関連性が書かれていて、うれしかった。
DSC01475.JPGP14
これにインスパイアされたピクサーのボツ企画「黄色い自動車」のイメージボードも載っている。
ちなみにスージーは目の入れ方とかは「カーズ」と同じだけど、ちゃんと人が乗る。

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