2006年7月23日日曜日

細田守監督「時をかける少女」

ヤバイ!ヤバイっす、細田守監督の劇場アニメ「時をかける少女」!!
青春映画の大傑作!!
こういうのが見たかった。

でも、これなんで東京で単館上映なの?土曜だったけど昼過ぎの回は立ち見出るほどの満員で入れず、夕方の回の整理券をもらって時間をつぶして、やっと見ることができた。
その回も満員で客入りがすごくいい。これは上映館増やすべきじゃないか?

それはともかく、もちろんファンの細田監督ってこともあるけども、題材が「時をかける少女」って時点で、面白いだろうとは思ってた。というのも、タイムリープが持つせつなさみたいなものと細田演出はマッチするのは、僕ではなくても想像できるから。
でも、その想像をはるかに越える出来だった。
もっとも「青春」と「タイムリープ」と「せつなさ」って僕が大好きなネタなんで、個人的なツボに入りすぎてるだけなのかもしれない(笑)。

キャラクターデザインがエヴァンゲリオンで有名な貞本義行ってのが、実はこの人のキャラクターがそんなに好きじゃないからやや心配だったんだけど、やっぱり細田絵になってて問題なし。登場人物みんながとても魅力的。

良すぎたので、感想書いても「とにかくよかった」になってしまうんだけど、原作(たとえば原田知世版とかも含む)より時間軸的には後の、現代を舞台にした話で、主人公も違うんだけど、プロットやトーンはきちんと踏襲していると思った。
テーマがオリジナルをより広げたものになっているのも唸らせられる。
といいつつ、実は筒井康隆の原作は読んだことないので、これを機に購入(だって映画にあわせて新装版が出る前の表紙があんまりだったんで、1年ぐらい前に偶然読もうと思ったんだけどパスしていた)。

あ、細田グラフィック?というか、デザインコンシャスな部分もちゃんとあって楽しめた。この人が選ぶフォントとかいいんだよなぁ。
ピアノ主体の音楽もとてもよかった。

見終わって興奮こさまらず、つい↓を購入。

時をかける少女 絵コンテ 細田守
4870317427


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