奇妙な情熱にかられて—ミニチュア・境界線・贋物・蒐集
春日 武彦

いつも読んでいるwebで紹介されていて、そのタイトルにピンと来て即購入。だって「ミニチュア・境界線・贋物・蒐集」、どれも好きだし。実際、面白かった。
冴えていた時期の赤瀬川原平にも通じる、現実が微妙にブレることを面白がる視点。
「パクリ・盗作」スキャンダル読本 別冊宝島 1257

こちらも購読しているwebで紹介されていて、本屋で探したのになかったけど、コンビニにあった(笑)。
わりとパクリ擁護的な、なぜかやたらと2ちゃんねるを敵視している内容だったけど、自分の立場に近いのでまぁまぁ楽しめた。「まぁまぁ」というのはほとんどが聞いたことがある事件ばっかりだったから。値段分の面白さはあったかな。
敗れざる者たち
沢木 耕太郎

これは「一瞬の夏」を読んだならマスト、でした。いい本です。
輪島功一がめちゃくちゃかっこよく見えてきた。
すれっからし
杉田 かおる

杉田
杉田 かおる

僕は最近の杉田かおるしか知らなくて、「パパと呼ばないで」「金八先生」「池中玄太」とどれもほとんど見たことない。しかしこんな壊れた人はなかなかいないんじゃないかなぁ、というのが2冊読んでの感想。壊れているのに微妙なバランスで正気でいるようなところがなんだか不思議な感じ。
後者の「杉田」は創価学会と思われる宗教にハマった頃の話ばかりで正直つまらなかった。
また2冊とも本人が語ってライターがまとめたんだと思うけど、それが下手すぎて読んでてつらかった。
松田優作のかっこよすぎるエピソードと小林聡美が「金八先生」に出てたことを知ったのが、収穫といえば収穫。
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