というわけで買ってみた。しかし、巻頭特集のハズの「かわいいくるま」はかなり期待はずれ……。くるまといってもミニカーなんだけど、編集者がほとんど興味を持っていないのが伝わってくる。これは僕がミニカー好きだから物足りない、といったレベルではないと思うけどなぁ。
それはさておき、本全体としてはやっぱり「女の子向け」だなぁという印象。当然といえば当然だけど、僕は「男の子向け」のかわいい雑誌や本がもっと出ないもんかと思う、購買層が薄いから難しいだろうけど。
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さて、相変わらずミニカーはいろいろと買っているので、また紹介。
まずは「国産名車コレクション」という雑誌付ミニカー(ホントは逆)の、創刊号「1/43 スバル360」。
この手の雑誌は創刊号だけは安くてなんと690円!(普段は1790円)
なので、1/43ものは最近はあまり好きなスケールではないんだけど(僕にとっては大きい&精密すぎる)、購入。
NOREVというメーカーのもので、出来もいいんだけど、多くの人が指摘するようになんか国産ミニカーメーカーEBBROが出したものに似てる気がするんだよなぁ。いや、手元にEBBRO製のものがあるわけではないのでいい加減なことは言えないけど。
お次はBAJAJ TAXI JAKARTA 1990。
Bajajと書いてバジャイと読みます。
元々インドから入って来た、べスパのエンジンを使った3輪タクシー。庶民の足の一つ。料金は交渉ですが1kmで2000ルピア(約30円、実はTaxiと比べて決して安くない)。乗り心地は最悪。騒音振動も我慢。スコールの時はビニール窓を下げます。でも濡れます。
http://www.geocities.jp/nakajoy/indonesia.htm
とのこと。
僕はこういった三輪の車とかが好きなんだけど、構造的にはバイクに近いものなのだろうか。
最近読んだこの本では、帯に「昭和の名車・珍車」とあるように、わりと珍しいタイプの車を集めてある。
カタログで見る日本車なつかし物語
高島 鎮雄
荷物を運ぶ際の自転車やリヤカーが発展して荷台付バイクに、それが三輪自動車になった、てなことが書かれていて面白かった。本格的な四輪の自動車が普及する過渡期の車、というプロフィールはいわゆるバブルカーと同じなのが興味深い。
しかしこの本はなんだか野暮ったい。「カタログで見る」という割にカラーは巻頭だけであとは見開き2ページで1台を会話形式で紹介するというスタイルで、図版の数が物足りなくなんかハードカバーの立派な装丁に対して中途半端なイメージ。時々書いてあるド素人なイラストもマイナス。
よくあるご隠居と熊さんが会話する落語スタイルで書かれているのはいいけど、「前」を「メエ」って書いてしまう文章センスがどうもなぁ……。オススメしません。
さて、ホープスターSY、マツダK360、ダイハツミゼットと三輪自動車もかなり多く紹介されていたけど、ミニチュアに関していうとミゼットはたくさんあるわりに、マツダK360はほとんど見ない。……と書いてる途中で調べてみたら2006年4月に僕が一番好きなシリーズ「トミカリミテッドビンテージ」でマツダK360とマツダ キャロルが出るそうな!やったー。マツダのR360クーペも出してほしい……。ライトが一つ目なDKA型ミゼットもぜひ!
勝手な願望はともかく、トミカリミテッドビンテージではトヨペットクラウン1500、いずすヒルマンミンクス、スバル360カスタム(バン)、スバルサンバーと気になる車種が出るので楽しみ。
上の本はパスして、隣にあった同社刊のこちらの本を買ったんだけど、これはアタリだった。
日本の軽自動車—カタログで楽しむ360ccの時代。
小関 和夫
スバル360、マツダR360クーペ、キャロル、三菱500、ミニカ、バモスホンダ、コニーグッピーとか僕が大好きなちんまりした車のカタログがカラーと白黒で交互に紹介され、そこに著者のちょっとしたコメントがつけられている。
この手の本を見ているとやっぱり1960年代あたりの車でミニチュア化されるのって一部なようで、たとえばコニーグッピーとかめちゃくちゃかわいいのにミニチュアはたぶんほとんどない。だからコニーのファンサイトにあったペーパークラフトを作ってガマン。
オートバイでは、こんな食玩が出た。
MOPED COLLECTION 富士重工業ラビット スーパーフローS601C
ブラインドだったけど、なんとなく箱の重さを比べて、珍しくほしいものを一発でひいた。
今見るとレトロフューチャーなスタイルがいいなぁ。色は他に白もあるのだけど、
富士重工ラビットといえば、小沢征爾が渡欧した際にスポンサードしてもらい乗り回していたのがラビットジュニア125cc。若き日の彼に似合いすぎ。
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