20Q (ブルー)

どういうものかというと、手のひらサイズのエレクトロニクス玩具。
あるものを思い浮かべて、この器械が20問(そこで間違えるともう5問)質問をしてくるからそれに対して「はい」「いいえ」「ときどき」「わからない」の4つの答えから1つ選ぶとその思い浮かべたものをあててくれるというシンプルなもの。
内部的には、モノの名前とその属性・性質に関するデータベースを持っていて、質問の答えによって絞っていくという仕組みだと思う。
これが想像通りに面白い!かなり当たるのだ。
試しに以下のような設問をしてみた。
コーヒー→20問後ではオレンジジュース、25問後に当たり。
CD→20問後ではビン、25問後でカン(ハズレ)。
これは自分がCD自体なのかケースなのか曖昧に答えていたからかも、とディスクの方でやってみると
CD(ディスク)→20問後に当たり。
ガンダム→20問後で当たり。
Q20本体→20問後ではドライバー、25問後でストップウオッチ(ハズレだけど近い)。
何かの一部とかではどうなのか、と思って
(人の)チクビ→20問後でボニュウ、25問後でムネ(ほぼ正解)。
奥様は「コタツ」「イヌ」「オムツ」あたりでやってみて、どれも正解。
コツとしては答える際に数学的に答える、ということがあるかも。文学的に(たとえば「それは買えるか?」という質問に対して、人間ですら買おうと思えば買える、みたいに)答えると当たりにくくなる。
あと、かなり明確に、絵で思い浮かべられるものじゃないとダメみたい。形を変えるモノはそのどの時点のものかを決めておかないとダメ。曖昧は禁物。
たとえば「風呂」ならば洗い場も含めた「風呂場」なのか、水の入っていない「風呂桶」なのか、お湯が入っている「風呂」なのかをちゃんと自分の中で決めなくてはならない。
ちなみにお湯が入っている「風呂」は20問後で「ヨクソウ」(当たり)。
また、たぶん「純情」だとか「青春」とかは人によって答えが違うものもあてられないと思う。試しに「青春」をしてみたら20問後では「ヒリョウ」、25問後で「シアワセ」だった。なかなかやるな……!。
……てな具体でけっこう楽しめちゃいます。
面白さとしては、かつてのgoogleとか今のWikipediaに似た「こんな項目までヒットするのか!」という感動にも近いかもしれない。壮大なデータベースの存在を感じるとなぜかうれしい、という。何かの体系が作られていることへの畏敬の念?
また、世の中の多くのことが20回分類していくことで特定できる、ということも何か哲学的な思いを抱かせる(笑)。
パーティグッズとしてもいいかも。たとえば、僕があなたになにかを思い浮かべてもらって、「20Q」の質問を言っていく。20問後に僕もあなたの答えを当てる、という趣向。たぶんこいつの質問を見る限りかなわないと思うんだけど、そこは目の前で答えてもらっている分アドバンテージがあるんじゃないかな。うーん、と迷ったり、どういう意図で答えているかといった「ノイズ」が逆に人にとってはヒントになるんじゃないか。
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