2006年2月5日日曜日

「けんかをやめて」

先日図書館で借りてきた邦楽ナツメロコンピレーションに入っていた「河合奈保子/けんかをやめて」を久々に聴いたけど、ええなぁ。

この曲は竹内まりやの提供曲で、彼女自身もセルフカバー集「REQUEST」で取り上げているからそっちを聴いたことがある人は多いのではないか。
しかし、ここで声を大にして言いたい、いやフォントサイズを大きくして言いたい(面倒だからしないけど)!

「けんかをやめて」に限っては河合奈保子に軍配が上がる、と。

同アルバムでの中森明菜への提供曲「OH NO, OH YES!」「駅」、中山美穂への「色・ホワイトブレンド」、薬師丸ひろ子への「元気を出して」に関しては別にいい。でもこの「けんかをやめて」だけは、絶対に河合奈保子の方がいい、と確信した。

なぜならば、河合奈保子のバージョンは聴いていて「確かにケンカしたくなる声だよなぁ」と思わせられるからだ。だから、あのちょっと考えるとムチャクチャな歌詞も許せるのである。

河合奈保子というと胸の大きなアイドル、ってなイメージの人もいるだろうけど、どっこい、歌唱力はバツグンなのである。好みがあるから一概にいえないけど、少しだけ鼻にかかった声質もすばらしい。

僕が愛聴しているのは、絶版なのが残念だけど「COLLECTION II」という中期ベスト盤で、「疑問符」(来生えつこ・来生たかお)「微風のメロディー」(尾崎亜美)「コントロール」「太陽の下のストレンジャー」(矢神純子)「唇のプライバシー」「北風のソリチュード」「LAST DANCE IN MOSCOW」「ジェラス・トレイン」「オリエンタル・アイズ」(筒美京平)「デビュー-Fly Me To Love-」(林哲司)「MANHATTAN JOKE」(大野雄二)といった豪華な作家陣の曲を、やや年齢層が高い・お姉さん的なキャラクターでエッジのきいた歌声で聴かせてくれる。
本当によく聴くCDなのである。蒲田えとせとらでプレミア価格で買っただけあるよ、うんうん。

「ジェラス・トレイン」は小学生低学年の頃、ピアノが得意な三浦さんという女の子があの印象的なリフを弾きながら歌っていたのを思い出す。
「エスカレーション」とかもお昼の掃除の時間にかかっていて、「うわ、なんてかっこいい曲なんだろ」と思ったのを覚えている。

そうそう、河合奈保子って僕の中では松田聖子のライバルだったんだよなぁ。でも相手が悪かった。

……って1人で盛り上がってたら、キショーメ、こんなの買っちまったよ。

ベスト・セレクションI
河合奈保子
B00005ELV8


もっと再評価されていいと思います。


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