2006年2月17日金曜日

「ミポリン」って死語?

10年前、女性が憧れる女性のベストワンが中山美穂だったそうな(今は伊東美咲だって)。
僕は中山美穂って全然タイプではないんだけど、初期のシングル曲を集めた「MIHO NAKAYAMA COLLECTION」は今でもよく聴く。
今回また聴いてみたら、今まであまり好きではなかった「クローズ・アップ」(作詞:松本隆/作曲:財津和夫/編曲:大村雅朗)が面白かった。何が面白いって、これアイドル側からカメラ小僧を挑発してるような内容にとれるところ。

過激なポーズ してあげる
存在感 キラキラでしょ
人気をひとりじめよ

僕はアイドルがアイドルの立場で歌う曲(一番極端な例が「なんてったってアイドル」)がけっこうツボで、これはその中でもグラビアアイドルの立場で歌っているのがユニークだと思う。
当時の中山美穂は「毎度おさわがせします」や「夏・体験物語」「な・ま・い・き盛り」といったドラマに出ていて(見たことなんだけど)わりとセックスアピールの強いアイドルだったので、この歌詞もバッチリ、さすが松本隆といったところ。


このベスト盤には
「C」(1985年6月21日)(作詞:松本隆/作曲:筒美京平/編曲:萩田光雄)
生意気(1985年6月21日)(作詞:松本隆/作曲:筒美京平/編曲:船山基紀)
BE-BOP-HIGHSCHOOL(1985年12月5日)(作詞:松本隆/作曲:筒美京平/編曲:萩田光雄)
色・ホワイトブレンド(1986年2月5日)(作詞・作曲:竹内まりや/編曲:清水信之)
クローズ・アップ(1986年5月16日)(作詞:松本隆/作曲:財津和夫/編曲:大村雅朗)
JINGI・愛してもらいます(1986年7月15日)(作詞:松本隆/作曲:小室哲哉/編曲:大村雅朗)
ツイてるねノッてるね(1986年8月21日)(作詞:松本隆/作曲:筒美京平/編曲:船山基紀・大村雅朗)
WAKU WAKUさせて(1986年11月21日)(作詞:松本隆/作曲:筒美京平/編曲:船山基紀)
派手!!!(1987年3月18日)(作詞:松本隆/作曲:筒美京平/編曲:船山基紀)
50/50(1987年7月7日)(作詞:田口俊/作曲:小室哲哉/編曲:船山基紀)
CATCH ME(1987年10月7日)(作詞・作曲・編曲:角松敏生)
��中山美穂 - Wikipediaによる)
が入っているんだけど、筒美京平がC-C-B(「Romanticが止まらない」は「毎度おさわがせします」の主題歌だ)とかでヒットを連発していた第三期?ぐらいの黄金時代だから彼が手がけた曲は文句なしにいい。
「BE-BOP-HIGHSCHOOL」から、それまであった影がなくなって明るい曲が続くのも好み。
小室哲哉も負けじと「JINGI・愛してもらいます」(なんて素晴らしいタイトル!)なんて佳曲を書いているし。
歌は不思議とうまいです。
ところが、このアルバムで「CATCH ME」だけは違和感がある。この曲はむしろ「You're My Only SHININ' STAR」「人魚姫」「Witches」などが収録された「COLLECTIONII」に納められるべきだった。
そして、僕はこの「CATCH ME」以降の中山美穂の楽曲には全く興味がない。なんか「面白く」ないのだ。
それにしても中山美穂という人はそのパーソナリティというか素顔が全然分からない、今では珍しい存在な気がする。この人が何が好きでどんな趣味でどんな生活をしているのか、って知らなくない?
あと、それほどドラマも曲もヒットしてるわけではないのに、この人の不思議な「高さ」って何なんだろう?
さきほども書いたプライベートが見えない部分、スキャンダルの少なさ、たまに印象的なヒットがある(曲でいうと「世界中の誰よりきっと」、ドラマでいうと「眠れる森」、映画でいうと「Love Letter」)、などなど。

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