2006年1月14日土曜日

NHK銀河テレビ小説 まんが道

正月に実家で新聞のテレビ欄を見ていたら、「まんが道」って文字が目に入った。
ん?と思ってよく見るとスカパーの「チャンネルNECO」で一挙放送とある!!!!

実は僕の中で「青い瞳の聖ライフ」と並んで再放送のキラータイトルだったのが、この「NHK銀河テレビ小説 まんが道」だったのだ。偶然両者に竹本孝之と蟹江敬三が出ているけど別に彼らのファンではない。


このドラマの本放送は1986.11.17〜1986.12.5だというから、僕が小学6年生の時。でも銀河テレビ小説はわりと遅い時間帯の放送だったので実はあまり見れなかった(最終回はたまたま見た記憶がある)。
熱心に見てたのは、続編の「NHK銀河テレビ小説 まんが道- 青春篇 (1987.7.27〜1987.8.14)」で、再放送が次の日の午前中にあったから、夏休みということもあり見るチャンスが多かったんだと思う。
この当時、テレビ化にともない中央公論社から分厚い「愛蔵版まんが道1〜4」(あるサイトによると1986.10.15発売)が刊行されたり、同社が当時刊行していた「藤子不二雄ランド」にて続編の「春雷編」が連載されたり(1986.10.17〜1988.4.22)と、「まんが道」が手に入りやすい状況になっていた。
僕も「愛蔵版」を買って読み始めたらめちゃくちゃ面白くて、というのも僕は中学生当時、マンガ家になりたくて実際にマンガを描いていたのだ。だからものすごい共感する部分が大きくて、しかも小学4年生まで富山県にいたので(放送当時は隣の石川県にいた)、藤子不二雄というマンガ家はとても身近に感じられる存在だった。
ドラマでは「高岡の大仏」や「ばか」をあわらす「だら」という言葉が出てきたり、と今見るとけっこう地方色出してるんだなぁと思った。ちなみに「高岡の大仏」は富山県内では「奈良、鎌倉と並ぶ日本三大大仏の一つ」と習うんだけど富山以外ではその存在自体が知られてないのが、「だら」が通じないのと同じぐらいショックだった。
脱線しちゃったけど、実家から戻ってさっそくチャンネルNECOと契約して、リピート放送で見始めたのだが……(今後の放送予定はこちら。今からでも1/28の全話放送には間に合います!)。
ドラマ版はメガネをかけてるのが才野茂だったり、物語の時系列がかなり改編されたりしているけど、今見ても面白かった!「青い瞳の聖ライフ」はすごくつまらなかったけど……!
僕は原作を映像化する際はかなりアレンジが入っている方が好みだ。だって原作と同じなら原作を読んだ方が早いし、先に原作を読んでいたら単なる確認になってしまう。その点、この銀河テレビ小説版は原作とテイストは違うんだけど、そのスピリットはあきらかに「まんが道」なのであって、さわやかな感動を味わえるのである。
そしてこのドラマを見て自分がビルドゥングスロマン好き・自伝好きであることを知ったんだ、と改めて思い出した。
まだ1〜5話しか見てないけど、続きがホントに楽しみ。ぜひ「青春編」も放送してほしいぞよ>チャンネルNECO。
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さて、僕が友達からもらってよく聴いているテレビ録音の主題歌「竹本孝之/Hold Your Last Chance」(原曲は長渕剛)は「青春編」のもので、無印の方と歌詞が違うというのに気づいたんだけど(というかそれぞれ1コーラス目と2コーラス目を使用している)、その「青春編」の歌詞の

テーブルに飾られたバラより

Hold Your Last Chance

野に咲く れんげ草の方がいい


は今の今まで「テーブルに飾られたバイオリン」だと思ってました(笑)。
今回意識して聴いていて「〜の方がいい」ということは「バイオリン」じゃなくて「○○より」じゃないとおかしいと気づき、ネットで歌詞を調べてみたらやっぱり違っていたという次第。20年殺しでした(っていうか竹本孝之のカツゼツが悪いような)。
ちなみに「NHK銀河テレビ小説」というと「中年ちゃらんぽらん」というのがあって、タイトルだけしか知らないけどやたらと恐かった記憶がある。
あと、なんでテレビなのに小説なんだろう?と思ってた。
全然関係ないけど、藤子つながりで。
「のび太の恐竜2006」の主題歌は「スキマスイッチ」というグループらしいけど、なぜ「スネオヘアー」じゃないのか?

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