2007年11月8日木曜日

ガッちゃん賛歌

というわけで、「Dr.スランプ」を通読してるんだけど、とにかく言えるのが

ガッちゃん、かわいすぎ!

前にも書いたようにかわいい盛りの次女(1歳3ヶ月)とダブらせてるせいもあるけど(←バカ親)、それを割り引いてもかわいい。wikipediaによるとガッちゃんのモデルは鳥山明の姪(おそらく連載時に赤ん坊だった)だそうな。確かに赤ん坊のかわいさがすごくうまく描かれている。
��匹いるのがかわいい。
アラレちゃんといっしょにコスプレするのがかわいい。
ターボくんが登場してから、いっしょに空を飛んでいるのもかわいい。

ちなみにガッちゃん豆知識。
・定期的に繭を作って倍々に増加する。10年後に行くエピソードでは8匹になってた。
・タイヤなどのゴムは食べられない。アラレちゃんの表面は食べられない材質だそうな。
・その正体は、神様が地球に送り込んだ破壊の天使で、本来は原始時代から大増殖してるはずがアラレちゃんが持ち帰ったのであんまり増えてない、という後づけ設定。

arale_gacyan.jpg
↑その神様のエピソードでのガッちゃんの珍しいシーン。ちょっと感動するコマだったりする。

それにしても、ガッちゃんを立体化するとかわいくなくなるのはナゼか?
偶然、「ガッちゃんコレクションフィギュア」てのが出るみたいけど、なんか違う。鳥山明は立体になっても矛盾しないような絵を描ける作家なのに不思議。

しかし、今の鳥山明が描くガッちゃんがかわいくないという事実も。

つまり鳥山明ですら「あのガッちゃん」を描くことができないのだ。このアラレちゃん、むしろ連載初期ぐらいの頭身だよなぁ。

なお、完全版の表紙はここで見られるけど、12巻表紙のターボくんもかわいくない。

というか、これらの書き下ろしの表紙は「完全版」にふさわしくない気もするなぁ。あくまで当時の絵を現在のデザインでレイアウトするべきだったのでは。
それぐらい「Dr.スランプ」後半の鳥山明の絵はかわいいのだ。

��
さてさて、今「Dr.スランプ」を読んで発見したのは
鳥山明ってストーリー作るの、うまくないよね?
ってこと。僕は「ドラゴンボール」だってストーリーが優れていたとは全然思わない(その前に読み返そうとも思わないが)。大好きな「SANDLAND」もストーリーはかなりベタだし。本人もそのことを自覚しているから、あんまり「漫画」を描きたくないんじゃないかなぁ。
とくに「Dr.スランプ」はギャグマンガということもあって今後再評価されるのは難しいと思う。そもそもそこに描かれているギャグが面白いわけではないし。
でも、なぜか鳥山明のマンガは「読ませる」のだ。
それがとても不思議なんだけど、その謎の解答を見つけようとしばらく考えていたら、前から少し気になっていた陸奥A子とりぼんの乙女ちっく作家たちが本格的に気になり始めてきて、こちらを購入。
こんぺい荘のフランソワ―陸奥A子りぼん名作選 (集英社文庫―コミック版)
陸奥 A子
4086181924

……なぜだ?
と、この話つづきます。

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