2009年11月11日水曜日

「フットルース」比較

前にチケットを買った話を書いたミュージカル「フットルース」だけど、先週末(11/7)に見てきた。

いやぁ、面白かった!なにせサントラはもう100回以上は聴いてるわけで、それにコーラスと踊りがついて生で堪能できるわけだから、そりゃ涙腺もゆるむってもの。

キャストでは、牧師夫妻役の川崎麻世、川島なお美がザ・芸能人という感じで、とくにロビーに飾られた川島なお美への花の多さには驚いた。なお美、歌はギリギリだったけど、出演者の中で群を抜いて美形だったのはさすが。

あとは、期待の麻倉未稀。なにがって、あの「ヒーロー」のカバーで有名な姉さんですよ!太ったオバサンだったけど。とはいえ、麻倉未稀は主人公レンの母親役だから話の筋書きとして「ヒーロー」は歌えないよなぁ、と思ったらやってくれました、カーテンコールで熱唱!出演者の中でも抜きんでて歌がうまかった。

さて、舞台を見て、そういや映画ってどんなんだっけと気になってDVDをレンタル。

まず、出演者に主人公レンの親友役ウィラードにクリス(トファー)・ペン、そのガールフレンドにサラ・ジェシカ・パーカーが出てたのが驚き。主役のケヴィン・ベーコンも青春スターで終わらずに頑張ってますね。

「フットルース」は原作・脚本がディーン・ピッチフォードという人で、すべての楽曲の作詞にも参加。曲寄せ集めかと思いきや、意外と統一感あるんだなぁ。また、舞台は彼が改めて脚本と歌詞を書き直している様子。

筋書きは映画と舞台とで大体同じだけど、ウィラードやチャックのキャラがかなり違っていたり、ヒロインの友人が増えていたり、と演出面での違いがある。

曲に関しては、映画はけっこう無駄づかいしてるなぁ。舞台はその辺の反省もふまえてなのか、テーマにあった場面で曲を使っている。まぁ、ミュージカルだから当たり前だけど。
でも、Dancing In The Sheetsはともかく、Neverが舞台では未使用だったのが意外だった。映画では一番印象的なシーンで使われてる曲なのに。ちなみに映画のNeverは演奏が「Moving Pictures」となっていて今までずっと映画用の曲、という意味だと思ってたらそういうバンド名(無名だけど)なんですね。

以下、サントラ収録曲の映画と舞台での使われ方比較メモ。
なお、ミュージカル映画として2010年にリメイク予定だとか。

Footloose
��映画)オープニング、隣街の酒場のダンスミュージック、ラスト
��ミュージカル)オープニング、ラスト

The Girl Gets Around
��映画)不良少年が車の中でかけている曲
��ミュージカル)不良少年のテーマ曲として。

Holding Out For A Hero
��映画)主人公とチャックがトラクターでチキンレースをするシーン
��ミュージカル)ヒロインが友人にカフェで自分の主張をするシーン

Somebody's Eyes
��映画)ヒロインとチャックがじゃれあっているシーンでラジカセで聴いている曲
��ミュージカル)主人公が絶えず街の人から見られている、とテーマで中盤に何度か

Let's Hear It For The Boy
��映画)レンがウィラードに踊りを教えるシーン
��ミュージカル)隣街の酒場でラスティがウィラードのことを歌うシーン

I'm Free (Heaven Helps The Man)
��映画)プロムを開くことになったレンたちが会場に向かい、準備をするシーン
��ミュージカル)前半のラスト、主人公がダンスパーティを開くことを思いつくシーン

Almost Paradise
��映画)レンが開いたプロムのオープニング曲。
��ミュージカル)主人公とヒロインが鉄道高架下で語り合うシーン

Never
��映画)前半、主人公がやけになって誰もいない工場で踊る有名なシーン
��ミュージカル)未使用

Dancing In The Sheets
��映画)序盤、若者たちが集まるカフェでダンスミュージックとして
��ミュージカル)未使用

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