2009年11月4日水曜日

タツノコの子孫たち

10/24放送のNHK BShi ハイビジョン特集「アニメ青春時代 夢に挑んだ男たち」はすごいいい番組だった!ブルーレイに保存しちゃう。

内容はタツノコプロ、しかも創始者である吉田竜夫を中心にしたドキュメンタリー。

実は最近友人に「初期のタツノコに関して誰かにまとめてほしい!」みたいに語っていたばかりだったりしたので、非常にタイムリーでもあった。

というのも、「ヤッターマン」がリメイクされ、「マッハGOGOGO」が映画になり、大河原邦男が個展を開いて、天野喜孝も押井守も相変わらず活躍していて、今タツノコを振り返らずしていつ振り返るんだ、というタイミングではあった。

吉田竜夫が志半ばで亡くなってしまい、笹川ひろし路線のタツノコ=ギャグのイメージが強いままほぼ解散状態になってしまっていたため、彼の業績などが語られることが少なかったのでは、と思う。
少なくとも僕は、吉田竜夫がかなりすごい人だったんだろうということはその業績から分かってるんだけども、どんな人物かは知らなかった。

それがこの番組を見るとどのような経緯でタツノコプロができたのかバッチリ分かるし、ホントに革新的なアニメスタジオだったことが分かる。

創世記の、全くアニメを知らなかった吉田三兄弟が「宇宙エース」を作り、吉田竜夫自身の境遇を反映したという「みなしごハッチ」、そして当時の特撮ブームに対応したという「科学忍者隊ガッチャマン」、という番組の構成もよかった。

大河原邦男はすぐに頭角を現すほどのセンスがあったというエピソードがなるほど。
師匠にあたる中村光毅にもスポットがあたっていてよい。

天野喜孝がタツノコ時代のことを語るのもけっこう珍しいような。吉田竜夫の秘蔵っ子だったんだなぁ。

押井守もいつものボソボソしたしゃべりで登場。

しかし、すごいメンツだなぁ。


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