「バケルくん」も「ドラえもん」などと同じく学年誌(「小学*年生」)で連載されていたんだけど、たとえばエピソードによって人形のスレーブ設定が違う。
��.1人にしかなれない
��.5人になれるが、別々に動けない
��.2人になって、別々に動けるが、お互いの影響を受ける
��.完全に2人別々に動ける
単行本にする際には、たとえばこれをカワルくんが練習してうまくなっていっている、という時間軸で整理したり。
あと、ジャイアン役のゴン太がバケルくんのお姉さん「ユメ代」にホレている、というエピソードがやたらと多い。この辺も単行本化で整理してたっけ?
そもそも学年誌って対象年齢が明らかに違っていて、それを毎月書き分けるというかなり特殊な連載形態だと思う。あれだけ有名な「ドラえもん」がそういう特殊な連載だった、という点はもっと一般にも意識されていい(ってそれでどうなるというわけでもないけど;笑)。
その点、「エスパー魔美」「キテレツ大百科」は今の多くのマンガと同じような連載形態だったから、逆にてんとう虫コミックスの未収録エピソードなども少ない。
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ところで、「ドラえもん全集1」を読んでいて驚いたのがこちら。
有名な「おばあちゃんのおもいで」だけど、

なにこのコマ!? 急に絵柄も変わってる。
僕は子供の頃からてんとう虫コミックス版をボロボロになるまで読んでるのですごい違和感があった。しかも、てんとう虫コミックス刊行後にも書き足しがあったのはなぜ?
こちらは「のろのろじたばた」から。


どちらの左コマもてんとう虫コミックスにはない。
偶然、大全集が出たことで、「ドラえもん自選集」を弟にゆずろうと思ってパラパラ見てたら、こちらは↑のコマがある!! もしかしたら、この自選集の時に書き直したのだろうか? それともコロコロ再録時とか?
おまけ。

スネ夫の「気持ちわるい。」の表情が笑える。初期のドラえもんはわりと暴れん坊で新鮮。「歌ってやる」ってドラえもんに言われたら、その時点で「ようすがへんよ」。
もっともこちらのドラえもんは壊れてるというオチなんですが。「ゴガ~」。