2006年6月22日木曜日

1985

右カラムの「気になる情報」に書いておいた「中森明菜/D404ME」の紙ジャケリマスターを買ったら、懐かしいせいかかなりよくてヘビーローテーション。
発売は1985年。

実はこのところ1985〜1986年頃に接した作品を再度見直したり聴きなおしたりしている。
なんかあるんだろうか?


そんなもののひとつがオリジナルアニメビデオ作品「バリバリ伝説」(1986)。
この頃ちまたで流行っているYouTubeを我も見んと欲すれば、やっぱり子供の頃見てた=80年代のアニメのオープニングやらエンディングやら見てしまうわけだけど、そんなのを夜更かししてみてたら、ずっと見直したかったことを思い出した(もちろんYouTubeにはなかったんだけど)。
いや、「バリバリ伝説」は原作マンガも読んだことないし、全然思い入れがないんだけど、中学生の頃友達の家に遊びに行った際になぜかこのビデオを見せてくれて、けっこう面白かった記憶があったのだ(涙腺が堅い当時の自分でもウルッとくるような泣ける内容だった。見直して分かったけどそれは2作目の「鈴鹿編」だった。)。
また荻野目洋子が歌った主題歌「スロープに天気雨」「涙はスピード揺らすから」「NONSTOP DANCE」がどれも名曲なんだけど、どういうふうに使われているかも気になってた。
ヤフオクとかTSUTAYAでビデオを調達して見てみると、セリフ廻しがすごい時代錯誤。さすが20年前。ストーリーとかもすごいありがちで、バイクだから、ほら、ライバルがそうなるんですよ。
この時代ってツッパリがかっこいいとされていた時代で、バイクもモテアイテムだったんだなぁ。そういう設定がかなり懐かしい。
それにしても、とくに高中正義作編曲の「スロープに天気雨」はホントに名曲。思わずビデオからMDに落として何度も聴くなんていうピュアな行動に出てしまった。中学生かっての。
その後、この曲が収録されている名盤「ラズベリーの風」を再入手してヘビーローテーション。このアルバムが1986年発売。
ちなみに荻野目洋子のシングル「恋してカリビアン」って、野球の応援とかでよく使われる曲です。こないだも飲み会で「○○のイッキがみたーいー、みたーいー、みたーいー」って普通に歌われてたけど、そんなことはみんな知るよしもない、というか知らなくていい。
もうひとつは偶然「バリバリ伝説」と同じくスタジオぴえろの魔法少女もの「魔法のスター マジカルエミ」(1985年)の最終回。
僕は自分でいうのもなんだけど、オタク的な趣味に片足をつっこみながらも硬派だったので、美少女モノとかが全然好きじゃなくて、この手のアニメには全然興味がなかった。
でも、おそらく放送的に次の番組を見るためにこの番組の最終回を偶然見たのだったと思う。
その最終回で、主人公が魔法に頼らず自分の力でやっていくんだ、と決意するシークエンスがけっこうインパクトあって、演出もけっこう泣けるものだったと記憶。
いつか見直してみたいと思いつつもすっかり忘れていて、これもTSUTAYAにあったのでレンタル。
いやぁ、こちらは今見ても秀逸なラストだと思う。最終回前4話分収録されていたビデオだったけど、主人公が魔法を返そうとする心理が丁寧に描かれていて、見応えあった。
そういえば、友達が面白いと言ってたので半信半疑で見たら泣きっぱなしだった「おジャ魔女どれみ」の最終数話(細田守も手がけてましたね)など、魔法少女もののラストってけっこういいものが多いのだろうか。
ところで、ほとんど作品を見たことがないくせに、主題歌「不思議色ハピネス」が好きでよく聴いていたんだけど、もっとこの小幡洋子の曲を聴いてみたくなってamazonで購入。
��ゴールデン☆ベスト
小幡洋子
B0006FGVEI

同作品の挿入歌「南国人魚姫」もいいなぁ。
のちにロック路線になってサディスティック・ミカ・バンドの「タイムマシーンにおねがい」をカバーしてたりするんですね。アイドルがロック路線になる、ってのが、美奈子withワイルドキャッツとか、菊池桃子のラ・ムーとか思い出す。時代だ。

3 件のコメント:

  1. 「おジャ魔女どれみ」は細田守の「魔女をやめた魔女」しか観ていないんですが、泣ける最終話というのは最初のシリーズのことなんでしょうか? 観てみたいです。

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  2. 「おジャ魔女どれみ」の最終数話というのは、最終シリーズ「ドッカ〜ン!」の、DVDでいうと一番最後の「vol.13」にあたるものです。
    収録エピソードは
    47 話 たとえ遠くはなれても
    48 話 あいこのいちばん幸せな日
    49 話 ずっとずっと、フレンズ
    50 話 さよなら、おジャ魔女
    51 話 ありがとう!また会う日まで
    です。メンバー1人1人の別れをこの5話で描いているんですが、どれもかなり涙腺にキます。
    49話の「ずっとずっと、フレンズ」も細田守作品だったと思います。
    あとテレビでやっていたので見たんですが、ビデオシリーズ「ナイショ」の「7人目の魔女見習い 〜のんちゃんのないしょ〜」は悲しいお話で違う意味で泣けました。
    といっても、これら以外は「魔女をやめた魔女」が収録されたDVDしか見てないので、偉そうなことはいえません(笑)。
    また最近知ったんですが、「おジャ魔女どれみ」のシリーズディレクターの佐藤順一氏って劇場アニメ「ユンカースカムヒア」の監督をした人なんですね。
    http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BD%90%E8%97%A4%E9%A0%86%E4%B8%80
    あの映画はとても好きだったので、なんか納得しました。
    ちなみに「ドッカーン」のオープニング曲はピンクレディーの「モンスター」にそっくりです(笑)。

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  3. 詳細な案内ありがとうございます! 早速観てみます。そういえば『時をかける少女』7月15日公開ですね。自分の日記にそれを書くためにこの夏観たい映画をリストアップしたのに、それを書き忘れてしまいました…
    ああ、佐藤順一ってあの人なんだ! 確かに同じ名前ですね。ははは。たしかに納得です(笑)

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