結局、齢35にしてようやく気づいたのは、自分の外部に面白さを求めていると結構ツラくなってくる、ということだ。
たとえばファンのチームが負けて飲み屋でくだを巻いているオヤジみたいに。
今まで本・マンガ・CD・ゲーム・映画などなどを消費することが楽しみというか趣味の中心だったけど、
だんだんと自分の本当に好きなモノが分かって自然と守備範囲を狭めたり、
経験値がたまってきているだけにハードルも高くなってたり、
そもそも自分たちをターゲットにした商品が少なくなってきたり、
……と率直にいうと以前ほど楽しめなくなってきた。
こういった趣味を続けるには、極端に狭く深く掘り下げていくか、どんな作品でも楽しめるような「目利き」になるか、どちらかなんじゃないだろうか。
でも自分はどうもどちらの道も進めない気がしてきた。
そんなことを漠然と考えながら、最近こんな本を読んだけど、
「R25」のつくりかた (日経プレミアシリーズ)
藤井 大輔
この本を読んでフリーペーパー「R25」が対象とするいわゆる「M1層」というのが「20-34歳の男性」を指すのを、初めて意識した。
だって、僕はこのあいだ35歳になって、つまり消費ターゲット的には「M2層=35-49歳の男性」入りしてしまった、ということなんだから!
むろん、そんなのはマーケティングが作ったくくりだからくだらないといえばくだらないんだけども、そもそも以前から「今のサブカルチャーは自分をターゲットにはしてないなぁ」と思っていたので、非常に納得がいってしまった。
そういう意味でも、今自分は分岐点にいるのかも、と思う。
少し前に自分のプロフィールを書く機会があって、もうそこには定番だった「音楽鑑賞・映画鑑賞・読書」とはとても書けなかった自分がいたのだった。
��ちなみにその時書いたのは「工作とミニカー収集」;笑)
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