2009年6月4日木曜日

雑誌の色

もう趣味の蘭に
「読書(自伝・評伝)」
と書いていいぐらい、相変わらずその手の本が好きで、最近も「哀川翔/俺、不良品。」「山城新伍/おこりんぼさびしんぼ」「HIRO(EXILE)/Bボーイサラリーマン」を読了。
今は藤原ヒロシの評伝「丘の上のパンク」を読んでる最中。

自伝マンガでは藤子A先生の「愛しりそめし頃に」(いつも思うけどすごいタイトルだな)も新刊が出たけど、今最も面白いのは先日2巻が出た島本和彦の「アオイホノオ」。

このマンガの読みどころは、
��.彼がのちのガイナックスを設立する庵野秀明たちと同級生であるため彼らの奇才ぶりが堪能できるところ
��.当時のたとえば週刊少年サンデーがどういう立ち位置だったのかがありありと分かるところ
だと思う。

��は、アニメブームが発生していく中で、あだち充、高橋留美子、細野不二彦といったアニメと親和性の高い漫画家たちが次々とデビューしていき、人気が出て行く様を読者視点で描いている。
2巻では高橋留美子が「うる星やつら」を抱えながらなぜ「めぞん一刻」を連載するのか本気で理解に苦しんでいる主人公が面白すぎるけど、たしかにリアルタイムではない僕でもその2つが同時期に連載されていたことに驚いたので、よく分かる。

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ところで、たまに会社の休憩所に置かれているマンガ雑誌をパラパラ見るけど、相変わらず「週刊少年サンデー」は絵がきれいなマンガしか載ってないよね。あれってなんでなんだろう。あだち充、高橋留美子がずっと看板作家だからひっぱられちゃうのかなぁ。

あと「週刊少年チャンピオン」のヤンキーマンガと萌えマンガが順番に掲載されているという編集方針が謎。読者層が分からなさすぎ。ヤンキーも萌えマンガ読むのか、やはり非ヤンキーもヤンキーマンガが好きなのか。
僕はどっちも苦手だけども。

そして「めぞん一刻」を掲載していた「ビッグコミックスピリッツ」。10年ぐらい前は僕が唯一自腹で毎週買っていたマンガ雑誌だったけど、当時のようなポップな面影はまるでなく、肉体的にも精神的にも痛いマンガが多い。いつからああいう感じになったんだろう?

でも、僕のようなマンガ雑誌を買わない人間でもメジャー感を感じるのはやっぱり「モーニング」だなぁ。このマンガはこの雑誌でやってたのか!と思うこと多し。

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