冲方 丁

実は「マルドゥック・スクランブル」(読んだことないけど興味はあった)のイメージ、「天地明察」というタイトル、表紙からずっとSF警察ものだと思って、完全にスルーしてたんだけど、新聞で「改暦に関する時代小説」であることを知ってビビビ!と反応、即買って、読み出したら止まらない。
ハードカバーの本は大嫌いだし持ち歩くこともしないのに、この本はその重さにもかかわらず、会社の行き帰りの電車の中で開くのが楽しみな小説だった。
題材、伏線の巧みさ、人物描写のうまさ、すべてが素晴らしい!
小説でここまでおもしれーと思ったのは「終戦のローレライ」以来か。
いやぁ、面白かった!
そして、著者・冲方丁(ずっと「沖」だと思ってた)の次回作は本書にも登場する「黄門様」を主人公にした小説だとか! 楽しみだ!
さぁて次は文庫になった「山本兼一/利休にたずねよ」を読むとするか。
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