��質問コーナーで若者から初演出のエピソードを聞かれて)
絵コンテ、設計図を書いててヤバい時ってさ、書いててホントにゾッとするんだよ。
これはちょっとどうしようもないものになるんじゃないかなっていうのがさ、
半ばぐらいとかさ、ってなったりするとホントに怖いよね。
怖いんだけども、でもそこでね、やっぱりどうしようもなくないようにするには
ホントに一所懸命考えるしかない。
演出っていうのはホントに最終的に責任を取る仕事だからさ、
自分のせい以外ないんですよね、人のせいにできないのが演出だから。
だからそういうことをちゃんと引き受けて、
そのために、人のせいにできないっていう責任を負ってるからこそ
みんなにこうやって、って言える権利が与えられると思うわけ。
そのためにはヤバいなと思ってもとにかく一所懸命、ホント考えるしかないっていうね。
これは、うん、その責任につきまとう、やっぱり義務だと思う。
考える義務があるんだと思う、演出家には。
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