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2007年12月24日月曜日

DVDのジレンマ

最近、珍しくDVDをいろいろ買ったので、それらの感想でも。

Podcast「みうらじゅんのサブカルジェッター」でゲスト・いとうせいこうの回がかなり爆笑だったので、以前から興味があったこちら。

ザ・スライドショー9&9.5
みうらじゅん&いとうせいこう
B000DZJKXU


しかし本編の中野サンプラザ公演は「面白くないときのみうらじゅん」だった。この人は観客が多いとイマイチなのでは。だって、おまけのシークレットライブの方が面白かったりするんだもん。読者とか観客を意識しすぎると本人の持ち味が出ない気がする。

ちょっと前に紹介した「中学生日記」は短かったので、Amazonから届いてすぐに観ちゃった。

先日、演劇集団「ヨーロッパ企画」の新作「火星の倉庫」の東京公演に行った際に、未購入だった過去作品DVD(「苦悩のピラミッダー」「冬のユリゲラー」「ジェントルメンクラブ ゴルフ」の三本。しかも以前買った「ムーミン」をまだ観てない……)を大人買いしてしまったけど、これはじっくり片付けるしかないなぁ。

ただ、実は個人的にDVDというメディア自体の購入意欲はかなり下がっていて、というのもテレビやビデオを観るのはもっぱら液晶モニタなんだけど、これとDVD映像の相性が悪い。以前から書いてるようにこのモニタにHDDレコーダーをD4端子でつないで地デジを見てるんだけど、その映像とは雲泥の差……。
リビングにあるアナログテレビならDVDでもキレイに見られるんだけど、リビングでじっくり鑑賞するなんてことはうちの二匹の怪獣が許してくれない。


��
年末のボーナスシーズンだからなのか、メディアとして総決算なのか、興味を引くDVDがやたらとリリースされている。
そんな中でも購入を迷うなぁというのものを自分のためにもメモ。
所さんの世田谷ベース
所ジョージ.清水 圭
B000W7N12U

本放送を見てるんだけど、僕は公式ページを見ると第9回から見ているらしくて、このDVDはちょうど自分がみていない時期をパッケージ化しているのが魅力的。
けど、一回見たら繰り返し見ないからレンタルで十分。しかしこういうものはTSUTAYAに並ぶのかどうか分からない。
「ルパン三世のテーマ」30周年コンサート “LUPIN!LUPIN!!LUPIN!!!”
ソニア・ローザ Yuji Ohno & Lupintic Sixteen
B000XOCPH4

少し前にも書いたけど、こちらは自分が実際に行っただけに迷う。逆に行ってなかったら絶対に買うんだけども。
席が最後尾でステージの様子はよく分からなかったので買ってもいいんだけど、音楽DVDってあんまり見ないんだよねぇ。
あとはこの辺か。
機動戦士ガンダム 劇場版メモリアルボックス
鈴置洋孝 古川登志夫 永井一郎
B000UABW5C

僕にとって劇場版三部作はガンダムのスタンダード・エディションで、LDも持ってた。
「ガンダム」はBSデジタルの「BS11」でテレビ版を毎週放送しているのを見ているけど、元旦に劇場版を一挙放送するので、たぶん買わないだろうなぁ。ボックスって場所を取るので個人的にうれしくないのもある。
超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか HDリマスター版 メモリアルボックス (初回限定生産)
竹田えり 羽佐間道夫 小原乃梨子
B000VPOV36

こちらも時々思い出したように見るんだけど、値段が高すぎる!しかも本編だけで十分。
あと、「中学生日記」のDVDを調べていたところ、紀伊国屋レーベルからこちらが出ることを知った。
典子は、今
辻典子 渡辺美佐子 長門裕之
B000VV9BPS

実は断片的にしか観たことがないので、レンタルで観たいなぁ。

2007年10月31日水曜日

和久井映見がいかに人気あったかを小一時間……

先週末あたりから、サーバ容量の関係でメールを受信できなかったようです。メール出してくれたのに送れなかったよ!という方は問題が解決しましたので、お願いします。

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さて、前にもちらっと書いた朝ドラ「ちりとてちん」。
一応眠い目をこすりつつ皆勤で見てるんだけど、なかなかもりあがらないなー。同姓同名(漢字違い)のライバル?へのコンプレックスで引っ張るのはもう限界な気もするぞ。
あと、落語の世界に到達するまでがけっこう長くてダレた。こりゃ、ライバルA子とともに漫才師になる、ぐらいじゃないと意外性がなさすぎる。あ、だからナレーションが上沼恵美子なんだ!(←絶対違う)

あと、オープニング映像が面白いと思ってたら、小島淳二仕事なんすね。納得。


2007年10月28日日曜日

「スカパー!」ってバカっぽい名前だよなぁ……

ことの起こりは、F1の日本、ブラジルGPを、生中継だった地デジで見てしまったことにあった。

今までF1中継は、とにかく生中継で見たいのと解説が詳細なのとで(あと実は生中継ゆえにCMがないというのも重要)スカパー!によるCS放送で見ていたんだけど、なんと!地デジでは今年あたりからF1もハイビジョン放送になっていたのか!
実際に見てしまうとなんだかんだでその鮮明な画像はうらやましぃ……。しかし、なによりも生中継じゃないと意味がないので、これは難しい問題なのだ。

もう一つかねてから問題に思っていたのは、寝室と隣あうリビングではなく、自室にてゆっくりと中継を見たい!ということだった。ハイビジョンHDDレコーダーを買ってからテレビはほとんど自室でみるようになってしまったんだけど、メインディッシュであるF1こそまさにそうやって見たい。

なんで自室でスカパーが見られないの?というと、自室はアンテナを設置しているベランダからいちばん遠くて、とてもケーブルをはわせることができないのだ。賃貸マンションだからその辺は融通が利かない。

��

で、いろいろ考えた結果、方法はいくつかあって、

��.ロケーションフリーで、リビングのスカパー!チューナーから自室へ映像を送信する
��.e2 by スカパーに移行
��.スカパー!光に移行
��.ケーブルテレビを利用

という選択肢になる。

��はとりあえず導入料金が高い。先日ひょんなことから手に入ったPSPでも見られるけど、う~ん、あんまり乗り気ではない。

��は、実はうちのマンションはe2 by スカパーというCSデジタル放送が中途半端に入る。ただ、導入の判断をするためのTBSウェルカムチャンネルというのが受信できないため、おそらくきちんとは対応していないらしい(管理会社にもちょっとだけ確認済み)。たぶん、マンションの機器が対応すれば見られるんだけど、こればかりはどうしようもない。
HDDレコーダーにCSデジタルチューナーがあるので、録画予約がとてもシンプルでいいんだけどなぁ……。あとハイビジョン対応なのも魅力。

……とここまで書いていてちょっと気になったので調べてみると、あれれ、もしかしてe2でもF1はハイビジョン放送じゃない!?e2=全部ハイビジョンだと思ってたけど、一部の番組だけなのか……。でもなんでハイビジョン放送しないんだろう>F1。

��のスカパー!光は、いつもマンションの郵便受けに「フレッツB」とかいうチラシが入っててスルーしてたけど、どうもスカパー!光だけでも入れるらしくて、それならば一番手っ取り早い解決方法かもしれない。
ただし、通常のスカパー!同様、CS放送はチューナーが必要(基本はレンタル)なので、録画予約は面倒。連動対応は東芝のモデルぐらいだったりするしなー。
ま、基本はF1決勝を生で見られればいいので、これも悪くない選択肢ではある。

��は、基本料金が高いのと自由にチャンネルが選べないのとで×。

ちょうどオフシーズンの今のうちにいろいろと検討して、来季のための環境を整えておこう。

2007年10月2日火曜日

酢豆腐

10/1から後期のNHK朝の連続テレビ小説「ちりとてちん」が始まったんだけど、今回は落語ものだそうでとりあえずつきあってみるつもり。
ちなみに前期の「どんど晴れ」はあまりのつまらなさに最初の一週間で脱落したんだけど、「どんど晴れ」平均視聴率19.4% 関東地区と関東ではなかなかの視聴率だったらしい。朝だから美人が出てるといいのかな?

ちなみに「ちりとてちん」の主演・貫地谷しほりは「スウィングガールズ」の惚れっぽい女の子役の女優で、上野樹里(「てるてる家族」の準主役)、本仮屋ユイカ(「ファイト!」)となぜか「スウィングガールズ」出身の女優は朝ドラと相性がよい。
本仮屋ユイカに関しては、なんだかやぼったいなぁ、この先大丈夫かぁ?と思ってたけど、最近テレビに出てたのを見たらすごくキレイになってました。
恐るべし、年頃の女子。


2007年9月16日日曜日

「観なけりゃいいじゃん!?」

ネット時代になり、しかもblogが普及してからというもの、素人の映画レビューと簡単に出会うことができる。自分だって書いてるし。

そんな状況で、時々自分が観た映画に対してみんなはどういう感想を抱いているのだろう?とそういうレビューを読んでみることがあるが、一番真っ先に思うのは、「つまらなかった」と書き捨てる前に自分の映画に対する選択眼のなさを恥じたらどうか、ってことだったりする(笑)。「つまらない」というのは簡単だけど、そのつまらなさが何なのかを指摘してないことが多いし。

最近だと「トランスフォーマー」の感想で「ロボット好きの人が見たら面白いと思いますが……云々」て、あなたはなんで「トランスフォーマー」を観ちゃったの!?とか。「ドリームガールズ」なんかでは「モータウンとかダイアナ・ロス&シュープリームスって単語知ってる?」って言いたくなったり。もっともそういう予備知識や偏った趣味がないと楽しめない、というのもそれはそれで問題ではあるんだけども、少なくとも伝記物とフィクションでは鑑賞の仕方は結構違ってくると思う。

あと仕方ないかも知れないけど、脚本の脇が甘いと全否定、ってのも多い。分かる、分かるんだけども、映画の楽しみは決してそれだけじゃないはず。

ところで脚本といえば孫引きになっちゃうけど

「日経エンタテインメント!2007.5月号」(日経BP社)の記事「インサイドレポート」の「映画業界」の項より。

��中略)

この「なりきり映画」ブームの背景には、ハリウッド映画業界が抱えるいくつかの問題点が深くかかわっている。1つは、オリジナルストーリーを書ける脚本家の不在だ。原因は、脚本家に対する待遇の悪さにある。今や映画は劇場公開の後、DVDやネット配信など2次使用の機会が多く、著作権料はそのつど発生する。そのことを盾に、製作者が最初の脚本料を低く抑え出したのだ。

しかし、必ずしもすべての映画が大ヒットし2次使用に恵まれるわけではないので、脚本家は映画だけでは生活できず、テレビ界へと活躍の場を移しつつある。最近、海外ドラマが好調なのはこうした要因もある。


これ、面白いなぁ。「なりきり映画」ってのはそれこそたとえば「ドリームガールズ」がそうだけど、伝記物、もしくは実在の人物をモデルにした作品。確かに最近やたらと多い。僕はその手の作品が好物なのでうれしいけど。
あと、リメイクが多いのもこの辺の事情があるのかもね。

2007年9月13日木曜日

男の秘密基地

所ジョージというタレントは決して好きじゃないし(キャラクターはともかくギャグがつまらなさすぎる)、最近ムックなどでよく紹介される彼の趣味に関してもあんまり共感はできないんだけど、BS-fujiで放送している「所さんの世田谷ベース」は楽しく見ている。

この番組は所さんの仕事場兼遊び場であるガレージ「世田谷ベース」で清水圭とだらだらしているところを写しているだけという内容なんだけど、所さん自身が言っているように、ウンチクも含めて何も伝えようとしていない、見てもなんの役にも立たないところがよいと思う(けどついつい所さんは役に立つことをもったいぶりながらも言っちゃうんだけど)。

だけどこの番組が成立するのは、これまた所さん本人が言っていたけど、ハイデフ映像だからだと思う。地デジなどデジタル放送は実は趣味的な番組にとってはとても有効で、たとえば画面を写真のような感覚で見ることができる。「動く雑誌」とでもいおうか。だから魅力的な被写体があるとそれを写していても番組として成立するのだ(あくまで一部の人にとっては、だけど)。これは今までのテレビの見方とずいぶん異なる。

だからなのか、BSデジタルはなんかやたらと趣味的な番組が多い印象がある。車、旅行、鉄道模型、料理……。というか、こんなんでしかもCMも少なくてなんでペイしてるのかむしろ心配。地上波の儲けで、実験場として番組を作ってるんだろうか?

無料だし、面白い番組多いからいいけど。

2007年9月9日日曜日

「監督不行届」が読みたくなった

実は前日に公開日を知ったというぐらいに軽やかにスルーしてた「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」だったけど、評判がいいので観に行きました。

上映館が少ないとはいえ、新宿歌舞伎町のミラノ座は朝早くというのにかなりの人手。興行的に成功してるんでしょうね。

��

実は最後の劇場版以来、「エヴァンゲリオン」という作品に関するさまざまなものを目にすることがなかったので(嫌いになった、とかじゃなくてお腹いっぱいで満足したてな感じ)、ホントにこの作品に出会うのは10年ぶりとかだった。

今回改めて見て、もうシンジくんにあんまりシンクロできない自分に気づく(笑)。
大学4年生で本放送を見て、社会人1、2年目ぐらいで劇場版を見られたのは、今考えるとすごいいいタイミングだったのかもなぁ。

映像は、新作部分はよかった。

ストーリー(というか裏設定)は、実は今までまるで理解してなかったことに気づいた……。
10年前はインターネットもこれからというところで、今ほどその手の情報が簡単に手に入ったわけではなかった。今だとちょっと探せば情報の正否はともかく莫大な量の情報が手に入る。
この10年で大きく変化したことだよなぁ。

10年といえば登場人物が誰も携帯電話を持っていないのが、なんか新鮮だった。

作品自体、そもそもの世界観をはじめツッコミどころが多いんだけども、ディティールのしつこい積み重ねと演出の勢いで押し切ってるという、かなり危うい、それでいて奇跡的なバランスが見事な作品だったんだなぁと改めて思う。
庵野監督が好きなすべてのもの~それは目を背けたいけどもついつい見てしまうものも含めて~を入れようとしてるから、魅力的なんだろうなぁ。パンツの脱ぎ方に芸があるというか。

今はストーリーとかキャラよりも、電車に乗るところとかレイのアパート周辺の描写とかこの作品の妙な生活感の描き方が好きで、その辺をもっと見たかった。

2007年8月5日日曜日

アニメ版は場面転換のアイキャッチがしつこかった

正直

「トランスフォーマー」の映画化

ときいてプー、クスクス、マジで?と半分バカにしてたんだけど、「えっ制作がスピルバーグなの?」とか「意外とメカがリアルじゃん?」とか「侵略SF!?なるほど」とか「トレイラーが思ったよりすごい」とかどんどんプラスが多くなっていって、それでも特に劇場に行くほど……と思ってはなかった。

しかし。
先週子供と観に行った「レミーのおいしいレストラン」(これ自体は個人的にはまぁまぁ)で一番面白かった部分が「トランスフォーマー」の予告編だったわけで、すぐに前売り券を購入。一週間後の公開を心待ちにしていたのだった。

だもんで、公開初日の初回上映に行くという気合いの入り具合で、個人的に「ここまで期待しちゃって大丈夫か?」と不安ではあった。

が。

こりゃスゲェェェェェ!!!
こんなんが観たかったんですぅ、スピルバーグ先生(とマイケル・ベイ監督←ちょい半信半疑)!!

前評判では、ストーリーがしょうもないとかコメディ部分がいらないとか前半がアクション小出しでタルいとか聞いてたので覚悟してたんだけど、え~全然問題ないじゃん。
冒頭のプロローグから持ってかれて、2時間半ぐらいの長さがまったく気にならなかった。
最近のSF映画で、かつ人に説明をする際に擬音が多くなるタイプの映画(ex.「ド~ンとなってババーンとなるんだよ」)で、こんなに満足したのは久々。
以下、気に入った部分。
くわしくは後述するけど、ロボットがとにかくカッチョイイ。動いたときに格好良くみえるデザインになってるのでは。
コンボイたちが変形するとしゃべらなくなるのがかわいい。車になってるときはなぜか「だんまりモード」みたいな感じになるのだ。
サイバトロン側はロボット形態の方が移動スピードが速いのも笑える(変形の意味はカムフラージュだけかよ!!)。とくにコンボイが遅ぇ!もっとも重量感があって「コンボイが来たから安心」て感じがするんだけども。しかもきちんと整列をして移動するのもなんかかわいい。
逆に敵側は飛行機、ヘリ、戦車と、変形しても凶悪なのがよい。
ロボの立ち姿が美しい(特にコンボイ)。ロボには日本人スタッフが関わってるらしいけど、あの立ち姿は日本人のセンスだと思うが、どうなのかな。
ストーリー上、都合よすぎるぐらいに文科系とナード系が優遇されるあたりが、この手の映画を見がちな層(て自分だよ!!)にマッチして共感度高し。モデル系ヒロインが実はメカと車の操縦が得意、ってどんな都合のいい設定なんだと(笑)。
ちなみに、コメディ部分てかドラマ部分てモロにアメリカ青春映画のノリなんでは?僕はそもそもアメリカ青春映画が大好物なので、まったく気にならなかった。くだらないギャグとかじゃなくて、青春が持つ特有のしょうもなさってああいうもんだと思うけども。
しかも、そんな文化系男子とロボが友達に!僕と握手!
��
ところで、個人的にはずっと「巨大ロボットものをアニメじゃなく実写で観たい」と子供の頃から思っていたんで、時々公開されるその手の映画はけっこう観ていた。
しかし、それは
「ロボ・ジョックス」でストップモーションの限界を知りガッカリ、
「ガンヘッド」や平成「ゴジラ」シリーズ(たとえば人間が乗り込むメカゴジラとか)など東映系の特撮映画を脳内変換かけながら観たり(けど、着ぐるみでもムリだと思った)、
「パワーレンジャーザ・ムービー」のCGロボで、おお、CGならイケるのかも?と期待し、
しかし、「Gセイバー」はなんか違う……と落胆し、
……てな期待とその裏切りの歴史(あくまで個人史だけど)であった。
だもんで、そもそも世代が少し違うためあんまり知らない「トランスフォーマー」もどうせこれまでと同じだろうなぁと思いこんでいたけど、いい意味で裏切られた。
もちろんCG技術があがって可能になった部分も大きいんだろうけど、「トランスフォーマー」が今までの巨大ロボ映画と違うのは、ロボットが自律して動くところなんじゃないかと思った。劇中でも「オートボット」と呼んでるけど。というのも、人間が乗り込むとなるとどうしてもロボが嘘くさくみえるのだ。操縦者を内包するとデザインにも制約が出るし、動きも現実の乗り物の延長線上にないとリアリティがなくなる。
「トランスフォーマー」のロボってロボットの形をしてるけど、モビルスーツよりもウルトラマンとかキングコングとかの「怪獣」に感覚が近いと思った。
またいわゆる「宇宙人」で、こちらから見るとやや知能が低く見えるのもロボものにありがちなツッコミたくなる部分をやわらげている。たとえばバンブルビーがラストまでしゃべれないのって、なるべくそういった「やさしい怪獣」的な演出をしたかったからだと思った。
ともかくこの手の作品で初めて一本の映画作品として鑑賞できた喜びは大きい。
続編も期待大。

2007年7月1日日曜日

うちの娘はなぜか「ベベ」と呼ぶ

今、うちの三歳の娘が夢中になっているのが、「ディズニープリンセス」。

モーニング娘。の派生ユニットよろしく、ディズニーキャラクターの中の「お姫様」がユニットを組んでいるような公式企画なのである。

子供が近くにいない人などはなんだそりゃという感じかもしれないけど、これがなかなかスゴイ。ていうか、たぶんかなりの稼ぎ頭だと思われる。
ちなみに、キャラクター商品の世界ではディズニー内でミッキーマウスの次に稼いでいるのがくまのプーさんという話を聞いたけど、それもなるほどなぐらい子供商品はプーさんだらけだ。でもこの「ディズニープリンセス」も負けてはいない。それぐらい、女の子の間ではバカウケなのだ。



さて、この「ディズニープリンセス」がどういう経緯でいつごろ生まれたのかネットで調べようと思ったら、情報があまりない。これほどの市場があるのに!
そう、子供はネットなんて見ませんからね。僕のようにネットからばかり情報を得ていると、ネットの情報がすべてと思いがちなんですが、全然そんなことないよなぁと思わせられるのはこういう時です。
とはいえ、それ以上調べようとは思わなかったのも事実なんだけど(笑)、オフィシャルサイトに行くと、メンバーぐらいは分かる。
アリエル(「リトルマーメイド」)、オーロラ(「眠れる森の美女」)、ベル(「美女と野獣」)、シンデレラ(「シンデレラ」)、ジャスミン(「アラジン」)、ムーラン(「ムーラン」)、白雪姫(白雪姫)。
この中で、生まれたときから「王女」なのは、アリエル、オーロラ、ジャスミン、白雪姫かな?
パンピーだけど王子と結婚したのは、ベル、シンデレラ。
もちろん、ムーランはどちらでもないです。
あとスクウェア・エニックスのゲーム「キングダムハーツ」ではアリエルの代わりにアリス(「不思議の国のアリス」)が入っているとか。あれか、足がヒレだからゲーム内に登場させにくかったんか。

映画版は上野樹里がかわいかった。

ヨーロッパ企画」という劇団をご存知だろうか?
僕は、映画「サマータイムマシーンブルース」でその存在を知ったホントに後追い組なので、人によっては今更なのかもしれないけども。

その映画自体はさほど好きだったわけではなかったものの、元々舞台だったと聞いてなんかピンと来るものがあって、そのDVDを買って見ようかどうか迷っているところに、NHK-BS2で放送されているのを見ることができた。

これが、面白い!

三谷幸喜みたいに、ある一室(SFにまるで興味ない部員が集まるSF研の部室)だけで事件が展開するんだけど、タイムマシンものなので時間がそこに加わって広がりが出る。
最初は会話の今風?な感じがやや気になったけど、見ているうちにむしろそれが面白く感じてきた。

そのNHKの放送では、各作品の脚本を手がけ「ヨーロッパ企画」を主催する上田誠氏のインタビューもあり、その中で彼が「ゲームを作るように演劇を作る」てな発言をしていたのも、より興味を抱かせた。

その後、「ヨーロッパ企画」のwebサイトで過去の公演にてんこもりの特典映像をつけたDVDを販売していることを知り、
「ロードランナーズ ハイ+ロー」
「Windows5000」
を購入。
前者は汚い男子寮を掃除しなくてはならない寮生たちがついついゲームに手を出して掃除がいっこうに進まない、というただそれだけの内容。なんだけど、たとえばスクリーンがあってそのゲームプレイ(絶妙にヘタだったりするのが笑える)を写したりと工夫も多い。
後者はもっと構成が面白くて、未来の世界で立ち退きを命じられたへんてこなアパートの住人を、係員2人が監視カメラ的にそれをのぞいてコメントをしていく、という内容。そのアイディアでもう勝ちでしょ。
こうなったら残りのDVDも揃えて、いつか生の公演を見たい、と思っていたら、偶然勤務先である新宿で公演していたのを知って、仕事を早めに切り上げて当日券狙いで行ってみた。
その作品が先日観た
「衛星都市のサウダージ」
で、未来の世界で地球から惑星アルカディアへ移住するための宇宙船の中で発生するドタバタ劇。
SF設定だけど、コメディです。
いやぁ、笑った笑った。
毎回中心的なキャラクターとなるノッポ、メガネチビ、デブ、オカッパボケのキャラのバランスがよくて、お互いの「間」も素晴らしい。
「ワープが生理的快感をもよおす」というネタもよく思いついたなぁ。
でもところどころに、ほんとにちょっぴりなんだけど詩情があるのも好きだ。その量自体はホントに少ないんだけど、配置のバランスが絶妙で毎回印象に残る。
上田誠氏は今後もっと有名になるはず、と思う。
��
公演の内容自体も大満足だったけど、もくろみどおり物販で残りのDVDを買うことができてホクホク。
「ムーミン」
「12人の追い抜けないアキレス」
「平凡なウエ~イ」
「ブルーハーズ・ブリーダーズ」
観るのが楽しみ。
ところで、演劇全般でいつも不思議に思うのは、コメディを演じていても終幕後の挨拶ってみんなものすごい真面目な顔をするよね。あれ、なんでなんだろ?
役から解放されると緊張するのかな?

2007年5月17日木曜日

ツリ目は基本です。

5/11にテレビでやってた映画「スパイダー」はやっぱり「スパイダーマン3」の便乗放送だったのか!?

「スパイダーマン3」はやたらと広告量がすごくて、全然興味がない僕でもやたらと情報を目にする。
で、前からゲームなんかで見る「ヴェノム」ってキャラが出てくるらしいと知って、あいつはいったい何者なんだろうと思って調べてみると、

スパイダーマンの偽者と言うことでグリーンゴブリン、ドクター・オクトパスを上回る人気を誇る。
きっかけはスパイダーマンがある事件で入手した黒い変幻自在のコスチューム(これが実はシンビオート)。後にピーターに悪夢を見せるようになりファンタスティック・フォーの協力で破棄されたが、生き残った寄生体がスパイダーマンに恨みを持つ男エディ・ブロックを新たな宿主とした。

スパイダーマンの能力を寄生生物がすっかり覚えてしまい、新たな宿主にその能力を分け与えたばかりかスパイダー・センスの回避の仕方まで学習進化して身につけてしまった。寄生生物の弱点である高熱と高周波音に弱い。エドワードや寄生生物がスパイディを恨む理由は完全に逆恨みだが、本人たちは「弱者の庇護」をモットーとしており、完全な悪人ではない。

スパイダーマン-wikipedia


はー、なるほど。いわゆる「ニセスパイダーマン」なわけだ。明らかに区別がつくところも日本と同じだなぁ。

そういや日本のヒーローってウルトラマンにしろ仮面ライダーにしろ「中の人」が変わり続けるけど、スパイダーマンなんかだとずっとピーター・パーカーという人とイコール。
ヒーロー自体もスパイダーマン龍騎とかスパイダーマンメビウスとかは基本的にないわけで。

これって、日本のヒーローものはテレビ放映が基本なのとマーチャンダイジングの関係で常にリニューアルし続けなくてはならなかったのに対して、アメコミの場合はわりと(順不同で読み捨て的に?←よく知らんけど)読まれるため、言ってみれば「サザエさん」とか「ドラえもん」、もっというと「ゴルゴ13」「あぶさん」みたいに「基本設定さえ知っていれば楽しめる」ということが重要だったからなのかなぁ?
パワーレンジャーとかもある程度は中の人は同じだった気がする。
ちょっと面白いと思った。

そういや、スパイダーマンといえば僕の頭の中で「スパイダーマーン、スパイダーマーン」っていうやや巻き舌のボーカルの曲が思い浮かぶんだけど、あれはなんなんだろ?東映版の主題歌を最近初めて聴いたけど全然違っていたし。あと、「にんげんをこえたおーとこースーパーマーン」って歌もなぜか知ってる。

2007年5月7日月曜日

相変わらずバニーガールが謎

5/5は「欽ちゃん&香取慎吾の全日本仮装大賞」を見る。偶然第76回大会を見て、1組しか落選者が出なかったという平均レベルの高さもあったのか、想像以上に内容が面白くて、それ以来放送していたら見るようになった。

香取慎吾はサブ司会がうまいよなぁ。ホント、進行は彼で持ってるようなもの。あと、あの「欽ちゃんのお情けで合格」制度が撤廃されてるのもいい。あれ、スゴイ嫌いだった。
どうでもいいけど、審査員の「仮装」と出演者の「仮装」って意味が違うと思った。

ネタの方は、毎回、1つ2つは「おおっ!」と思うようなものがあって、たいてい優勝、準優勝作品だったりする。いくつかは公式webで見られる。あ、そういや1つの長さとかネタ寄りなのとか、YouTubeとかwebで見るのに向いている映像群なのかも。

ちなみに、この番組を見るたびに「なんかネタ考えて出よう!」と思うんだけど、次の日には忘れてる。


2007年4月3日火曜日

朝ドラ

何度か書いてきたけど、2006年度下半期NHK朝の連続テレビ小説「芋たこなんきん」をほぼ全回見た。今まで朝ドラなんてほとんど見たことなかったので、ちょっとした充実感を感じる(笑)。といっても自分の起床時間とあっているだけで、眠気覚ましにちょうどよかったというのが視聴の大きな理由だったんだけど、それでも内容はなかなか面白かった。
2007年に入ってからの後半部分は明らかにネタ不足で脚本家が苦しんでるのが分かって興味深かった(けどこれって毎回のことのような気もする)。

で、平均視聴率はどれぐらいだったんだろうね?と話していたらちょうど結果が出たらしくてワースト3位。ありゃま。

ちなみに、今日から始まった「どんど晴れ」は「都会・横浜で育ったヒロインが、婚約者の実家である岩手の老舗旅館で孤軍奮闘しながら、女将として成長していく様子が描かれる」というありがちな話らしくて、初日からつまんなさそうでガッカリ。
下半期の「ちりとてちん」は貫地谷しほり主演で落語モノということでやや期待。「ちりとてちん」はと落語の演目「酢豆腐」の上方名だそうな。

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ところで、ちょうど10年前が「ふたりっ子」だったんだけど、この脚本を書いた大石静は視聴率が低かった「オードリー」も手がけていて、ドラマのヒットは必ずしも脚本の力だけではないなぁと思わせられる。

「ふたりっ子」といえば双子だけど、前に「マナカナは意外にも二卵性双生児」とblogに書いたけど、こんな記事が載っていた。


双子であり、医師に「二卵性双生児」であると診断され、周囲のみならず当人らもそう思っていたが、2006年10月25日に放映された『ザ!世界仰天ニュース』内で唾液によるDNA鑑定をしたところ、「一卵性双生児」である確率が99.999 999 999 999 4%と診断された(ちなみにザ・たっちも一緒に鑑定した)。



この長年の誤解が生じた理由は、「妊娠中に胎盤が2つあれば二卵性、1つなら一卵性」という判断方法が以前に、医師の間で行われていたため。近年その判断方法は誤りであるということが判明している。

wikipedia-マナカナ


なんだってー!!
というのも、僕も自分たちはずっと二卵性双生児だと親から言われ続けてきたんだけど、周りの人に言わせると二卵性の割にあまりにも似すぎているという(二卵性ってあまり似てないものなんです)。
でもDNA鑑定って4万円とかするらしい。しかも分かったところでどうということもないしなぁ。でも調べてみたい。

2007年3月11日日曜日

ジーンと感動する映画

僕は1973年生まれなんだけど、1970年代の映画・テレビ番組というのはタイトルや筋は知っていても実際に観たことがなかったりするものが多い。
この作品もそのひとつだった。ラストだけは子供の頃友達に聞いて知ってはいたんだけども。

エクソシスト ディレクターズカット版
リンダ・ブレア
B000IU4NOQ


一時期集中的に恐怖系映画を観た時もなぜか「エクソシスト」はスルーだった。
ちなみに「~2」はテレビで観たことがあるけど好きじゃなかった、というか意味が分からなかった。

数年前にディレクターズカット版が上映された際にこの作品を思い出して、観てみたいなとは思ったけど、なんとなくその機会がなかった。「Mike Oldfield/Tubular Bells」が好きなんだけど、「エクソシスト」でどういうふうに使われているのか確かめてみたくもあった。

��

ここでちょっと話は「エクソシスト」から離れて、M・ナイト・シャマラン作品の話になる。

「シックス・センス」は人に話を聞いてたらその“ネタ”に気づいてしまって、それを確かめるために劇場に足を運んだのだけど、ネタが分かっていても面白くて、でもそのころは「シャマラン=どんでん返しをする人」と思っていた。
だもので、続く「アンブレイカブル」は「なんだこりゃ?」で、しばらくはアンチ・シャマランだったが、DVDでなんとなく観た「サイン」が思いの外好きな作品で、この人は「どんでん返しをすることがアイデンティティではない」ことにやっと気づいたのだった。
サイン
M.ナイト・シャマラン メル・ギブソン ホアキン・フェニックス
B000CFWNC6


じゃあ、どんな人なのかというと

「信じていたこと」が何かの事件によって揺れ動いている人の葛藤を描き、そして最後は何かを「信じていたこと」がちょっとした奇跡を呼ぶ

のが彼の主題なのではと思う。ラストはどんでん返しよりもむしろ、使い古された言葉だけど「癒し系」な感じが強い。

先日DVDで観た「ヴィレッジ」も予想通りの内容で、けっこう好きだった。
ヴィレッジ
ホアキン・フェニックス M.ナイト・シャマラン エイドリアン・ブロディ
B000FI9P1W

余談だけど、ホアキン・フェニックスは石原良純に似すぎ。

ただ、やや物足りなくもあってこのような路線の映画をもうちょっと見たいなぁと思ってると、ここで突然「エクソシスト」が思い浮かんで、レンタルしてみた。
カンとしか言いようがないんだけど、時々こういうことがある。

そのカンはビンゴ!だった。
そして思いがけなく、かなり感動してしまった。その感動の種類はかなりシャマランの映画と似ていると思う。しかもより深い。見終わってすぐに監督の音声解説付きで見直して、その後1000円だったこともあってDVDを購入してしまった。

では、どこがよかったのか?

まず、僕はもう完全に主人公が「カラス神父」(力石似)だと思って観ていて、彼の信仰のゆらぎと葛藤の描き方が丁寧でとてもよかった。
もちろん悪魔憑きになった娘をなんとか元に戻そうとする母親、というのも娘2人を持つ親としては共感できた。
その悪魔憑きも、脳障害ではないか、精神的な病気ではないか、と科学的な分析を徹底的にやる過程を描いているから、そのどれでもない……という絶望感が際だつ。
オカルト映画ではあるけど、作り手がオカルトどっぷりではないから、オカルトに否定的な僕のような人間にも説得力がある。

そして、これら2つのドラマを平行で描きつつ最後の方で一本にまとまっていく筋立てもうまい。

もうひとつ、この映画の魅力は意図的かそうじゃないのか分からないけど、いろんな「読み」ができるところではないか、と思う。

たとえば、主人公の母親が映画女優であること、って実は本筋にとってはどうでもよい。とくに事件が起こるワシントンにはロケで来ていて今いる家は一時的な借り家であること、というのはヘタすると気づかないまま見終わる人もいるかもしれない。
でもたとえば、そういう環境であるから父親とは離婚したのかもしれないし、いつもと別環境であるという娘の不安定さが悪魔をつかせやすくしたのかもしれない。女優の娘であるから、悪魔に憑かれた演技が得意なのかもしれない。だけど、そうだともそうではないとも描かれてはいない。
監督の解説では、この映画内映画の台詞が実はテーマと絡んでいる、とのことだけど、そういうところもニクい。

カラス神父が大学でカウンセラーをしていることも、重要なんだけどけっこう分かりにくい。これ自体は本業ではなく、あくまで神父だと言っていたと思うし。実は神父でかつカウンセラーでもある、という立場が彼の複雑な立ち位置の演出に役立っているわけだけども。
彼の母親が聞いているラジオから流れてくるのはギリシャの音楽で、彼は移民の出自であると監督の解説にある。

ちなみに、なんで警部がカラス神父に事情徴収をしたのかが最初観たときは分からなかったが、監督の解説では、カラス神父が大学でカウンセラーをしているから、もうひとつのマリア像事件のこともあって、なにか心当たりがある人物がいるのでは?と思って来たらしい。
誰かがblogで「警部はカラス神父を疑っていたのでは?」と解釈していて、その解釈自体は書いた本人が後から否定していたけど、そう読むのも面白いなぁと思った。

また、デニングスがお手伝いのオジサンに「ナチだろ?」と詰め寄るエピソードとか、本筋とどう関係あるのか曖昧だった。これもこの家に悪魔がいるからデニングスが抑圧していた感情が発露した、と解釈できなくもない。

あと、結局娘のベッドに十字架を置いたのは誰なのかが分からなかった。あれは、デニングスが置いたものなのだろうか?
デニングスがオジサンに言いがかりをつける→出る際に少し我にかえって何かを言おうとする→実はデニングスはこの家に悪魔の気配を感じて気にしている→その後、十字架を娘に渡そうと思って家に行く→悪魔に憑かれた娘に逆に殺される
と解釈できないだろうか?

とか、ミステリー小説の種明かしという意味とは違う、テーマ的な部分でいろいろと観る側に「読み」をさせたくなる演出になっていると思う。

このあたりはディレクターズカット版DVDにある監督の音声解説と「エクソシスト/オカルト映画脚本の書き方」というサイトを読むと面白いです。

そうそう、悪魔との対決が、地味なのもよかった。いわゆるサイキックウォーズみたいな描写は一切なくて、むしろ交渉(説得や誘惑、動揺を与える、とか)に近い。意外と悪魔が絶大な能力を持たないところもよい。神父たちを殺そうというよりは、その信仰を崩そうとしにかかるのもリアリティがある。

公開当時、ラストはバッドエンディング的にとらえる人が多かったそうだけど、監督はそれは観る人の解釈の自由だが自分はそうではないと考えている、と語っている。
僕も、決してハッピーエンドとは言えないけど、カラス神父は自分の命と引き換えとはいえ自分の信仰によって人を救うことができたわけで、彼の葛藤は最終的に解決したと言えると思う。また、事件自体も収束したわけだから、少なくともバッドエンディング(悪魔の勝利)とは思わなかった。

このように見終わった後も数日間いろいろと考えてしまった。そういう点でも「いい映画だなぁ」と思う。

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さて、観る前までは「Mike Oldfield/Tubular Bells」がなんでオカルト映画に?と思っていたけど、本作が上記のようなテーマを持つ作品だと分かるとかなり相性がいいと感じる。ただ、当時のCMとかで「Tubular Bellsをバックに首が180度回転する映像」だとすると、変なイメージが一般的についちゃっただろうから、それは不幸だなぁと思う。それは、「Tubular Bells」の不幸だけではなくて、この映画の不幸でもある。

ところで、ディレクターズカット版エンドクレジットの一番最後あたりで「Les baxter/Quiet Village」がクレジットされている。どこかで使われていたのだろうか?全然気づかなかった。

2007年2月15日木曜日

「私の好きな日本映画」

CSの日本映画専門チャンネルには「私の好きな日本映画」という番組があって(今はタイトルが「メモリーズ」に変わった)、著名人が自分の思い入れのある映画を紹介するんだけど、もし自分が出たら何を紹介するだろうか、などと著名人でもないし今後著名人になることもないだろうけど、ついつい妄想してしまう。ドラえもんの「主役はめこみ機」を使った、と仮定してでもいい。

もちろん、自分が面白いと思うものをあげればいいんだろうけど、多くの人が面白いと認めるようなものを紹介してもしょうがない。マイナー指向とかいうのではなくて、みんながあまり注目してない作品にスポットをあてたり違うライトをあてることでこんな見方があったのか!と思わせられるのが、この番組の面白いところだと思うからだ。
というか、「マイナーだから、好きな人が少ないから、好き」ってのは「メジャーだから、みんなが好きだから、好き」ってのと一緒だと思ってるし。

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で、いろいろ考えたすえに、未DVD化ということもあってこれを紹介することに決めた(←何様?;笑)。

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「波の数だけ抱きしめて(1992)」


僕は、先日公開された劇場映画「バブルへGO!!」の予告なんかをみてても「ホイチョイ?ケッ!」と思うタイプで、いまだに「きまぐれコンセプト」が連載されていると聞くとどちらかというと失笑してしまうクチであるが、この映画だけはテレビで初めて見たときから好きだった。「私をスキーに連れてって」「彼女が水着にきがえたら」に続くホイチョイ映画第三弾だけど、先の2作は見たけど記憶がないか、もしくは見てない。

この映画が先の2作と一番違うのは、主人公たちが文化系であることではないか。
湘南を舞台にしていながら、男女各2名計4人からなる主人公たちはサーフィンなどアウトドアな遊びをしない。
では何をしているかというと、なんと湘南にミニFM局を作っているのだ!その中の1人は無線マニアという設定だったりするし。

ちなみにこんなこともあったそうだ。

舞台は1982年の神奈川県・湘南にあるミニFMが舞台になっている。この映画に刺激されて、ニュースキャスターの木村太郎が神奈川県葉山町にコミュニティFM「Shonan Beach FM」を開局させたのは有名な話である。(「波の数だけ抱きしめて-wikipedia」)


何度も書いているけど、とにかくメディアを立ち上げる話にめちゃくちゃ弱いので、最初見たときになんでこの映画が好きなのか全然分からなかったけど、何度か見るうちに確実にその要素のせいだと気づいた。

中継地点が延びていくシークエンス、そのこと自体がドラマの中心になっていき、はたまた恋愛部分の大きなネタともなっていて、この部分はFMラジオの特性をうまく使って感心させられる。

また、そのミニFM局(「kiwi」)のジングルを作ったり、TOWER RECORDで買った「TOTO IV」のアナログレコード(映画が作られたのは1991年だけど、映画内の主な舞台は1982年)の封を切って匂いを嗅ぐシーンや、BGMとしてFMで放送しているのとダブらせてAORを多用していたり、と音楽が好きな人が見ても、おっと思うシーンも多い。

とはいえ、ホイチョイの前2作からの流れで採用されたと思うユーミンの挿入歌4曲は、重要なパートで使われているからこそ、今観るとかなりぶちこわしだったりして残念。
曲がどうのという前に、AORの音質とユーミンの音質がバラバラで統一感がないんだと思う。

あ、そうそう、役者では松下由樹がすごい。相原勇か!?とつっこみたくなるようなショートカット色黒元気系恋愛掻き回し系。ま、昔はこの人はこんな感じだったからイメチェンに成功したといえるんだけど。

ミポリンはイメチェン前というか、アイドル期とカリスマ期の過渡期ぐらい。正直、ヒロインが自分の好きな女優だったりしたらもっと恋愛部分も面白がれたかもしれない、というぐらい、僕にとってはこの映画の表向きの主題である中山美穂と織田裕二の恋愛話はどうでもよい。
あ、織田裕二はそのまんまです。

ところで先に書いたけどこの映画、なぜか他のホイチョイ作品ともどもDVD化されていない。まぁ、確かにたいした映画ではないかもしれないけど、「バブルへGO!!」がDVD化される際にでもまとめてされないかなぁ。
その時はぜひオーディオコメンタリーで監督のコメントつきで見たい。というのも、この馬場康夫監督が「エレキの若大将」のDVDのオーディオコメンタリーでしゃべってたんだけどそれがとても面白かったから。
ぜひお願いします。

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余談ではあるけど、この映画では1982年、「バブルへGO!!」で1990年と近過去を描くということ自体は面白いと思うんだけど、ぜひ先に書いた1997年のあの雰囲気を、映画とか小説で読んでみたい。もっともホイチョイが映画化するのだけはありえないと思うが、時代の雰囲気的に。


2007年2月10日土曜日

あんたこそゴッドファーザー

先日、ライアン・オニールの発砲事件の記事の中でフランシス・フォード・コッポラの息子の話題が出てて、あれ、コッポラ・ファミリーってどうなってるんだろうと改めて調べてみたので、おすそわけメモ。
ちなみにコッポラって今はワインで億万長者だそうで、80年代のスピルバーグ、ルーカス、コッポラという三大ヒゲハリウッド映画人(勝手に決めた)はそれぞれ違う才能を持っていたんだなぁと思った。

以下、家系図。







 オーガスト・コッポラニコラス・ケイジ*1
カーマイン・コッポラフランシス・フォード・コッポラジャンカルロ*2
  ローマン*3
  ソフィア*4
 タリア・シャイア*5ジェイソン・シュワルツ*6


*1 ニコラス・ケイジ
ルー大柴に似ていることは本人には内緒だ。ちなみにうちの母がファン。
*2 ジャンカルロ
1987年グリフィン・オニール(ライアン・オニールの息子でテイタム・オニールの兄弟)の不注意からボート事故で死亡。ちなみにテイタム・オニールはマッケンローとの結婚歴あり。
*3 ローマン
監督作「CQ」はあまりいい評価を聞かない。
*4 ソフィア
役者としては「ゴッドファーザー3」で酷評、「バージン・スーサイズ」「ロスト・イン・トランスレーション」「マリー・アントワネット」など監督で高評価。スパイクジョーンズと結婚歴あり。
*5 タリア・シャイア
ロッキーのエイドリアン。つまり松金よね子。
*6 ジェイソン・シュワルツ
「天才マックスの世界」が有名か。


2007年1月5日金曜日

実は「恐竜」ではない。

レンタルでようやく観ました。

映画ドラえもん のび太の恐竜 2006
藤子・F・不二雄 渡辺歩 水田わさび
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関心はただ1つ。単行本を読み返しても涙してしまうあのラスト2ページをどう処理しているのか?

公開時のネット感想で「なんでここで?」というところで終わると目にしたけど、いやいや、このラストはこれで大正解だと思う。
確かに「あれ、ここでエンドロール?あっけないな~」と思うんだけど(といいつつ、ピー助との別れのシーンですでに号泣)、最後でもう一度ウッとなるというしかけ(?)が。ちょっとズルいけど、確かにあそこは「原作そのまま」の方がいいのかもなぁー。ただ、ああするなら劇中でピー助と遊ぶボールはちゃんとバレーボールにした方がよかったんでは、と思った。

2006年の紅白でも歌われた「ボクノート」も映画にあってたと思う。

内容的には、意外にも作画がテレビとは違っててときどき輪郭線がぐちゃっとなったりして少し違和感があったけど、全体的に面白かった。

僕はいいリメイクだったと思うんだけど、さすがに否定的意見もけっこうあるよう。
でも、実は僕は大山のぶ代時代のドラえもんが途中からホントにダメで、全く見る気にならなかったので、今の声優陣の方が好きだったりする。逆に「そんなにみんなアニメ版ドラえもんが好きだったのか!?」と驚くぐらい。
それって、たとえば今のサザエさんをリニューアル!とかいって、あのエンディングのような原作絵柄になってしまうようなものなのか?