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2006年1月11日水曜日

★2005年回顧(映画・テレビ・スポーツ・ゲーム編)

子供ができてからというもの以前映画を観ていた時間がどんどん削られるようになった。というのも、子供っていつなんどき割り込み処理を入れてくるか分からないから、2時間近く集中する必要がある映画はけっこう観るのが大変なのです。

というわけで観ている絶対数が少ないけど、ベストは「ALWAYS 三丁目の夕日」。やっぱり評判いいみたいですね。
他に劇場では「ローレライ」(ほんとガッカリ)、「ミリオンダラーベイビー」(個人的には好きじゃない)、「ハービー」(オリジナルの「ラブバッグ」もテレビで観た)、「スターウォーズepisode3」。

レンタルで面白かったのは「ユーガットサーブド」、「下妻物語」、「マインドゲーム」。
久々に見直したアニメ「バツ&テリー」もよかった。
邦画青春モノ(「69」、「アイデン&ティティ」、「スウィング・ガールズ」、「恋の門」)、ジャパニメーションブームふたたび?(「スチームボーイ」、「イノセンス」、「猫の恩返し」、「ハウルの動く城」)はどれもとくに残らず。
ディズニーアニメの「青い自動車スージー」がDVDになったのはうれしかった。

テレビ番組は2004年にHDDレコーダーを導入してから前よりずいぶん見るようにはなったけど、「まんが日本昔ばなし」の再放送が一番うれしかった。

スポーツでは、ボクシング徳山vs川嶋戦、駒大苫小牧が二連覇した夏の甲子園、アームストロング七連覇のツール・ド・フランス、プロ野球パ・リーグプレーオフ、Qちゃん復活の東京国際女子マラソン、女子フィギュア。
そしてやっぱり新王者フェルナンド・アロンソ(ルノー)誕生のF1。ミシュラン陣営ボイコットのアメリカGPや絶不調のフェラーリとBAR HONDA、意地を見せた鈴鹿のライコネンなど見所が多いシーズンだった。

ゲームは、「ワンダと巨像」「おいでよ どうぶつの森」「マリオカートDS」の他になぜか「カルネージハート」に夏頃ハマってしまった。「Final Fantasy XI」もけっこうやった。


2005年11月7日月曜日

「ALWAYS 三丁目の夕日」

予告通り見てきました、映画「ALWAYS 三丁目の夕日」。

観客層はたぶん狙い通りおじさん・おばさんが多かったけど、客の入りはかなりよかった。
噂通り泣かせ系のストーリーでまんまと泣かされましたが(笑)、全体的にもなかなかの佳作。
テーマ的に、決して現代を否定せず逆にこういう時代があって今があるんだ、という描き方をしているのが好感を持てたし、ビンボー臭さがあまりないのもよかった。よくこの映画と引き合いに出される「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲」が僕はまるで楽しめなかったんだけど、その違いはこの辺のポリシーの違いにあるような気がする。
ちなみに原作は読んだことないです。けっこう改編してありそうだから原作好きな人はどうなんだろう、これ。


キャストは懸念したとおり吉岡秀隆がなぁ……。僕はずっとこの人は演技が下手なんだと思ってたけど、巧拙ではなくて単に僕がこの人の演技と相性が悪いのかも。同じように苦手な人に妻夫木くんがいる。
一番よかったのは意外にも堀北真希(って知らない女優さんだけど)。最初はうーんと思ってたけどどんどんよくなっていって、クライマックスなんかはかなり持っていってます、この娘。
薬師丸ひろ子が役のわりに美人過ぎるのがやや気になったけど、みんななかなか役にマッチしてた。
美術は、主舞台にハリボテ感があったのがやや気にはなったけど(後述のフォトブックを読んだらスタジオ・セットだった)、かなりよかった!東京タワーの使い方がとくにいい。
この手の映画はどうやって撮ったのかという部分がとても気になるので、見終わってから思わず「ALWAYS三丁目の夕日オフィシャル・フォト・ブック」なる本を購入。あそこはCGなのか!って驚きがあったり、役者へのインタビューもかなり読み応えあって満足。フォトブックというと写真集みたいに思うけど、もっとメイキング的にも時代背景的にも資料性が高いです。「夕日町オフィシャルガイド」という本よりもこっちの方がオススメ。
美術に関しては、邦画においてエポックメイキングな作品だと思う。
メイキングが入ったDVDも出てるみたくて、TSUTAYAにあったらレンタルしたいところ。
-ALWAYS 三丁目の夕日-夕日町のひみつ
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そういえば、先日録画してあったのをやっと見たジャック・ドゥミの「シェルブールの雨傘」(10年ぐらい前に一度見たことがある)。
ストーリーはかなり納得いかないんだけど、画面の端々からドゥミの「かわいいもの好き」なのが伝わってきて、それがすごく楽しかった。彼が「かわいいもの好き」なのは彼の妻アニエス・Vが撮った「ジャック・ドゥミの少年期」を見れば明らか。
そういえば先日より彼の監督作品「ロバと王女 デジタルニューマスター版」が公開されてるけど、面白いのかな?

2005年8月21日日曜日

「バツ&テリー」感想

今年の夏の高校野球は面白かったなぁ……。
駒大苫小牧が成し遂げた2連覇達成ってのが57年ぶりというのは意外だった。

甲子園の大記録
歴代優勝校   春と夏の甲子園
ここには書いてないけど、優勝校も甲子園の土を持って帰るそうな。

さて、本題はそのことではなくて、最近オークションで落札して駒大苫小牧vs京都外大西の決勝戦最中に届いたこのビデオに関して。

そう、偶然高校野球が絡んだ作品。

なんでこんな作品を?と思うのも当然で、この映画は中学生の頃に劇場で見たものの、お目当ては同時上映の「劇場版ダーティペア」だった。この頃SFアニメが好きで、その割りにけっこうガンダムをはじめ不毛な時期ではあった。それはともかく、「ダーティペア」と「バツ&テリー」というかなり訳の分からないカップリングで、ムリヤリこじつけるとすると女性コンビと男性コンビという点があげられるか。ちなみにどちらも「日本サンライズ(現:サンライズ)」制作で、「バツ&テリー」の監督は「アイアンリーガー」などのアミノテツロー。
先に結論を書くと、このカップリングは圧倒的に「バツ&テリー」の方が面白くて、正直「ダーティペア」は松原みきが歌う主題歌(「サファリ・アイズ/パ・ド・ドゥ」)以外はほとんど覚えてない。
もちろん「バツ&テリー」の原作なんて読んだことないし、そもそも優等生〜オタクラインの中学生だった僕が“ツッパリ”主人公の作品に共感するはずもなく。ゆえに見終わった時はかなり混乱した。
ただ、その後いろいろ考えてみて、この作品はツッパリものというより王道の青春ものなんだ、と思い至った。後年、偶然つけたテレビで「アイアンリーガー」の1エピソードを目にする機会があってそれを確信すると同時に、この路線が自分にとってはツボなんだということも分かった(笑)。
さて、「バツ&テリー」はずっと見直したかったんだけど、最寄りのレンタルにもなくそのうち忘れてしまってたんだけど、このあいだ何かのきっかけで「オークションだと激安でVHSが手にはいるのでは?」と思い調べてみると案の定200円で即落札。
届いてすぐに見たけど、今でも楽しく見ることができた。2本立てだったから80分といわば中編なんだけど、その時間の短さが歯切れのいい演出と相性がよく、だからといって先を急いだ展開や尻切れとんぼの印象はない(これは原作を読んでるかどうかで違うかもしれないけど)。
またアニメーションとしても丁寧に作られていて、いかにもマンガ的な描写もあるけどそれも気にならない。
ストーリーはホントにありがちなものなんだけど、この手のジャンルでそこは問題ではない。
特筆すべきは、主人公のバツとテリーがツッパリキャラでありながら、ツッパリパラメータ0の自分が見ても憎めないやつらである点。そもそも彼らがいわゆる「不良」なのかというと疑問で、どちらかというとバンカラの系譜な気もする。シティーハンターの冴羽僚も同じ。そういや「バツ&テリー」の大島やすいちと北条司ってなんか共通点が多いもする。両者とも絵がメチャクチャうまいし。
正直、他人に自信をもってオススメするようなものではないのだけど、この作品はまともに語られる機会なんてないんだろうから、あえて取り上げてみた。
また、僕はこの作品でスターダスト・レビューを知ったんだけど、エンディング曲「Lonely Story」が隠れた名曲。何度聴いてもいいです。
「スターダスト・レビュー/SUPER DONUTS」
B000063LE9

2005年8月18日木曜日

「スチームボーイ」感想

スチームボーイ 通常版
大友克洋 鈴木杏 小西真奈美 中村嘉葎雄
B0001X9D3G

実はこの映画、大友克洋が脚本を書いた「メトロポリス」と並んで制作発表時から楽しみに待っていたのだが、ずるずると公開予定が延期され、一時はまったく情報が途絶えた時期もあった。
その制作難航ぶりと予告映像を見ても全然ピンと来なかったので、レンタル待ち。

そして、やっぱり。
「メトロポリス」の時にも思ったんだけど、大友克洋って別にストーリーテラーじゃないと思う。クレジット的には「スチームボーイ」はちゃんと脚本家が別にいるけど、この人は単にまとまらない脚本をなんとかまとめただけなんじゃないかな?
見た人なら誰でも指摘するだろうけどキモである親子の確執部分はよく分からないし、主人公にも感情移入しにくい。
大友克洋のような巨匠になると現場で誰もダメだしできないだろうから、強烈なプロデューサーがいないとつらそうというのもある。
そもそも、大友克洋はストーリーから作品を作るべき人じゃないはず。インパクトのある絵をストーリーボードとして起こし、それらを話でつなげていくという方法を取る方が彼の映像作家としての才能を十二分に発揮できるのではないだろうか。「AKIRA」ってまさにそんな作品だったと思うんだけど(もっというと「スチームボーイ」の元になった「MEMORIES 大砲の街」なんて話すらないような、それでいて大好きな作品なんだけど)。
たとえばお約束ではあるけど、「主人公の家系がすごい発明の才能がある」っていうならメカニカルな仕組みでできた自宅の描写をするべきだし、主人公がクライマックスで活躍するなら彼の身体能力が優れている部分を描いておくべき。そういう絵的な説明なしにセリフで話を進めていくのがとても苦痛。
そして、肝心の絵の部分も問題。なんというか全体的に「もっさり」しているのだ。たとえば宮崎駿アニメを観たらなんだかんだで必ず得ることができるアニメーションの快感が少ない。メカもCGで動かしているもんだから、細かい部分はよく動いているけど全体的な動きはあまり魅力的にはなってない。
声優に関しては、これも誰しもが思うだろうけど、おじいさん役の中村嘉葎雄はマズ過ぎる。鈴木杏は普通で、小西真奈美はすばらしい。
結論としては「ロケッティア」の方が面白い、ということで(笑)。

2005年8月17日水曜日

「ハービー」他ディズニー擬人カーもの

公開前からずっと楽しみにしていた、という最近の自分には珍しい映画「ハービー 機械じかけのキューピッド」と、そのオリジナル「ラブ・バッグ」、そして同じくディズニーの車擬人化もの=擬人カー(笑)の短編アニメ「青い自動車(小型クーペのスージー)」の感想を。


まず、主演作はとりあえずおさえることにしているリンジー・ローハンの「ハービー/機械じかけのキューピッド」。本作でのリンジーは、やはり大人になってきたのとソバカスがやたらと目立つのとで、それほどキュートではなかったのが残念。
内容はハービーというポンコツワーゲンがリンジーに拾われて復活する、というありがちなストーリーではあるけど、CGを使って車であるハービーの擬人化にはとても成功している。
何度も書いているけど、僕は子供の頃絵本の影響で車は人間みたいに生きていると思っていて、ヘッドランプが目に、バンパーが口だと思っていた。ゆえに消防自動車は鬼の顔に見えてその前を通るだけで号泣したという(母談)。
そんな自分にとって、車を擬人化した作品というのはかなり特別な意味を持つ。
「ハービー〜」はその辺りの期待はまったく外さないのだけど、脚本がやや難あり。人物関係の過去の説明が少なく、その割りに深みにかけ、とくに肝心の父親との確執はかなりグダグダだ。ま、そんなことも「ワーゲンをかわいいと思う」という人なら気にならないとは思う。
ワーゲンといえば、これまた自分にとって特別な車で、というのもチョロQがまだない子供の頃にプルバックのおもちゃを持っていたからだ。ボディが緑色のダイキャストでかなり遊んだ覚えがある。というか、この映画を観てずっと忘れていたそのことを思い出した。
「ハービー〜」は数多くあるディズニーの実写映画の1作なんだけど、「LOVE BUG」という作品がそのオリジナル。
「BUG」は虫という意味で、主にアメリカでのType-1(ビートル)の愛称として親しまれている呼び名のこと、だそうな。つまり「かわいいワーゲン」みたいな意味なのかな?
「ハービー〜」を観た後にどうしても元になったこの映画が観たくなったんだけど、DVDにはなってなく、よく利用するレンタル屋にもなく、うーんと思っていろいろ調べていたらCSのディズニーチャンネルで放送されるとのことでさっそく契約して観てみた。1969年制作。
こちらの主役は2流レーサーの男性。基本的なプロットは同じなのがやや驚きだった。さすがに最新技術での擬人化されたハービーを見た後では無表情な感じがするけど、それでもスネたりやる気を出したりといった最低限の感情表現はしっかり抑えられていて関心。
ライバルのオッサンがメリーポピンズの親父役の役者だった。
ちなみに続編も多く制作されていて
「続ラブ・バッグ」
「ラブバッグ/モンテカルロ大爆走」
「ビバ!ラブ・バッグ」
「新ラブバッグ/ハービー絶体絶命!」
があるらしい。
そして最後がディズニーアニメ「青い自動車」。
これはアニメ絵本を持っていてすごい読んだんだけど、映画の情報はずっと分からず、どうも短編らしいというのを知ったに過ぎなかった。
それが今回の件でいろいろ調べていたら、2005/2に出たこのDVDに収録されているではないか!
ミッキーとミニーはなかよし
ディズニー
B0006L2B8C

タイトルは「小型クーペのスージー」となっているけど、これぞまさしく!
というわけでさっそく購入して鑑賞。1952年制作。
あー、なんか幼なじみに久しぶりに会った気分。やっぱりすごくかわいく動きまくってる。ディズニーってこういう無機物のアニメイトがとてもうまいと思う。近年の作品でも「美女と野獣」の野獣の家来たちや「アラジン」のじゅうたんとか。基本的な動きは「犬」だったりするんだけど、この辺はウォルトの根元的な欲求がずっと残っている気がする。
ちなみに擬人カーはたいていヘッドランプの部分が目なんだけど、スージーは例外的にフロントウィンドが目になっている。運転手を描写しないならこの方法もありか。
にしてもこのDVDは「カップル」がテーマらしいんだけど、ここにこのスージーを入れるのはかなり強引。今回初めてスージーが女性と知ったけど、最初のオーナーと相思相愛、っていわれてもなぁ。しかもその人、中古屋に売っちゃうし。
ここは「小さな郵便飛行機ペドロ」とか「小さな家」あたりとあわせてソフト化した方がよかったんじゃないか?
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このような擬人カーには他にも、ドラえもんの「ロボットカー」、怪物くんの葉巻型F1カーのモンスター、ロジャーラビットの車なんかがあることをメモしておこう。
ナイトライダーのナイト2000とかサイバーフォーミュラのアスラーダとかはちょい違うかなぁ。「犬感」が大事な気がする。ていうか、しゃべっちゃダメなのか。

2005年8月16日火曜日

「まんが日本昔ばなし」復活!

「まんが日本昔ばなし」ゴールデン復活
やったー!

>セル画1枚1枚を映像化していた当時の映像記録をデジタル処理。ハイビジョンにも対応している。
>今回は75年1〜3月の第1シリーズから集中的に放送

とのことだけど、第1シリーズというのはこちらのページにくわしい。ひこねのりお作品がたくさん放映されますように!あと「じごくのあばれもの」もぜひ!

2005年8月9日火曜日

「スターウォーズ Episode3」感想

やっと見てきました、「スターウォーズ Episode3」。
正直、Episode2あたりでかなり興味なくなってたんだけど、やっぱり劇場で観るべき映画かと思い、前売り券はゲットしてた。

そして僕のこの作品への関心はただ一つ。

「アナキンはどれぐらい厨を脱して、ベイダーになるのか」

さて、どうだったのだろうか?以下、ネタバレ含みますんでこれから見ようという人はご用心。


その答えは
「最後まで厨じゃん!」
え〜、がっかり。
Episode3は全編アクションシーンがガンガン描かれるんだけど、特に冒頭は「これぞスペースオペラ!」って感じでノリノリな救出活劇が展開される。
こういった、古い言葉でいうと「ジェットコースタームービー」ってのは基本的にストーリーは添えものであって、観客に「?」と思わせないで(実際には「?」があっても勢いで突っ走って)ほしいんだけど、この作品、後半が特にツッコミどころが多くて引っかかる引っかかる。
具体的にいうとダースベイダーが暗黒面に墜ちていくところがかなり中学生なストーリー展開なのだ。
「愛するパドメが死ぬという予知夢を見た」→「実は自分が犯人(直接ではないけど)」ってドラえもんののび太がよくやるパターンじゃん!アナキン、のび太かよ!
ダークサイドに墜ちる瞬間もマスターウィンドゥが殺されて
アナキン「うぉー、なんてことを!」
皇帝「でも、ダークサイドにこないとパドメ死にますが?」
アナキン「キュウーン、僕はポチです」しっぽ振り振り〜
なんじゃそりゃ〜。
パドメが死ぬ間際に「あの人にはまだ善の心が……」って言うけど、Why?その前にめちゃくちゃアナキンのこと罵倒してたじゃん。パダワンのかわいい子供たちを殺しちゃったアナキンにそのセリフはあまりに説得力ないよ……。パドメ死ぬのもグダグダだったし。
んで、最後にアナキンはダースベイダーのお面をかぶらされて、皇帝に
ベイダー「で、パドメ無事なの?」
皇帝「いや、お前が怒ったから死んじゃったよ」
ベイダー「うぉーーーーー!」
お、なんかするのか?
次のシーン、皇帝と腕を組んでたたずむベイダー。
……おいおい、あの咆哮はどうしたんだ!?
そもそも共和国から帝国になるの、強引すぎ。
ってな具合に、懸念したとおりなんだかヘンテコな脚本&演出になってました。
この辺り、
・アナキンとパドメがオナカの子供のことを話すシーン。
 男ならルーク、女ならレイアと名付けよう、ウフフ。
 アナキンのプレ親バカっぷりを描写。
 (子供が生まれてパドメがすぐに名付けてるのは、細かすぎるけど違和感あった)

・ダークサイドに墜ちる瞬間はしつこくカットバックでパドメが死ぬシーンを。

・ルークたちが生まれるシーンとダースベイダーになるシーンをあわせてるのはよかったけど、ここでベイダーが予知夢でルークが自分を救いに来るシーンを入れる。

・ダースベイダーがパドメが死んだことを知らされ皇帝に襲いかかろうとするが、生命維持装置を握られていて反抗できず。ションボリ。

��ラストの夕日のシーン)
こうだったら確実に号泣だった、僕は。
と文句ばっかり書いたけど、やっぱりあの音楽はパブロフ犬状態でグッと来るなぁ。映像も文句なし。もちろん、ヒットが約束されているという珍しい映画だから予算は破格なんだろうけど、お金だけじゃあの迫力の映像は作れないと思う。
あと、これはこのシリーズの最初からそうだったけど、東洋的なモチーフを取りいれるセンスが圧倒的にうまい。衣装、ネーミング、そして殺陣。こういうところがルーカスって人のセンスのよさなんだろうなぁ。
ただ、やっぱり1作目って30年近く前の作品なわけで、あの頃許されたSFというかスペースオペラの大らかさって、自分も含めた今の観客にはかなりツライものがあるなぁ。SFってツッコまれるのが宿命なところがあるから、ジャンル的に衰退したのが、自分も興味を失っただけによく分かる。今の映像技術をもって、30年前の大らかさでこういったスペースオペラを見たかったなぁ。
逆に若い子なんかでEpisode1→6という順序で見る人ってのもいるんだろうけど、どう思うんだろうか??

2005年7月26日火曜日

「ユー・ガット・サーブド」感想

ユー・ガット・サーブド
オマリオン クリス・ストークス マーカス・ヒューストン スティーブ・ハーベイ
B0002VYLE8


これ、日本では劇場未公開だけど、なんでこんな面白い映画が!?「ドラムライン」より面白いじゃん!

ストリートダンスの勝負をするのを生き甲斐とする若者たちが、裏切り、仲間割れなどを経て最後には大会で……、とプロットだけ書くとありがちだし、さして面白そうに思えないかもしれないけど、まずはそのありがちなプロットが丁寧に綴られているのが高評価。
よく映画に関して「ストーリーがありがちだからイマイチ」という意見をいう人が多いけど、いやいやこういう映画はそこの部分がマイナスでなければいいのであって、見所を間違えている。というか、ありがちな話をきちんと見せてくれる映画って意外と少ないと思う。
当然この映画の見所は、役者たちのダンスにある。このダンス合戦が面白くて、単に自分たちの芸を見せ合うだけでなく、相手への挑発も存分に入っているのがまるでアクション映画。そのダンスを全編にわたって見せてくれるけど、編集がキビキビしているのでなおのこと飽きさせない。
主役の4人はHIPHOPグループ「B2K」のメンバーだそうで、いやはや、すごい身体の壁を感じる。
最初にも書いたけど、ブラバンのドラム合戦を描いた「ドラムライン」よりも日本においては人口が多いと思われるダンスの映画がこうしてビデオスルーってのは本当にどうしたことなのか?宣伝を的確に打てばヒットすら狙えたと思う。

2005年7月24日日曜日

「ミーンガールズ」感想

ミーン・ガールズ スペシャル・コレクターズ・エディション
リンジー・ローハン マーク・ウォーターズ レイチェル・マクアダムス ティム・メドウス
B0007XVES2


なぜか頭に「ティーンセレブの」がつくリンジー(かつてはリンゼイという表記だった)・ローハン主演映画。劇場公開は3週間の単館レイトショーってのがひっかかって、レンタル待ちだった。


ストーリーは学園もので、アフリカ育ちの主人公が、いわゆるクイーングループと敵対しながらも染まっていくというプロット。スパイク・リーの「スクール・デイズ」を思い出す、というかよく考えたらかなり似ている。しかし、もちろんスパイク・リーのような問題意識は皆無。
率直に言うと、脚本が粗すぎる。リンジーの「フォーチュン・クッキー」がリメイクとはいえよかっただけに、同じ監督作品ということで期待するのは禁物(脚本家は違う)。
問題点を具体的に指摘すると
・アフリカから来たという設定が全然活かされてない
もっと生活の違いをギャグで使うのかと思ったら、ほとんどない。
・ホレた男が、元彼女であるクイーンとヨリを戻すのが唐突
・主人公がいきなりクイーンのグループにいるのを快感に思い出す過程が唐突
とにかく展開が唐突すぎて「え、なんで?」という部分が多すぎる。
・調子に乗ってクイーンにやる主人公の嫌がらせが不快なので、最後に反省しても後味悪い
こういうの、大事ですね。観客が許せる許容範囲を越えるとついていけなくなる、という。
・無理矢理ハッピーエンドにしてる
それ自体はいいんだけど、本当にそれは「ハッピー」エンドなのか?という疑問も。
ちなみに日本でリメイクするなら、スケバンものにするのがいいのかも。

2005年7月17日日曜日

「スウィングガールズ」感想

B0006ZJAZKスウィングガールズ スタンダード・エディション
上野樹里 矢口史靖 貫地谷しほり 本仮屋ユイカ
東宝 2005-03-25

by G-Tools


青春映画、カワイコチャンたち、それも田舎が舞台、とくりゃ大好きなジャンルなんだけど、「ウォーターボーイズ」の矢口史靖監督、ってのがひっかかってレンタル待ちだった。

正直、それは間違いではなかった。
いや、つまんなくはない。「ウォーターボーイズ」みたいに何が哀しくて野郎のハダカを見なくちゃなんないの?ってのはないし、というか主演の上野樹里がかわいくてそれだけで充分持つんだけど、やっぱり演出がなぁ……。前半での、田舎それも夏のシーンは気持ちよかったし、上野樹里の「〜だズゥ」ってのもかわいかったけど(彼女は口をとがらせる表情がよくて、ハマリ役だと思う)、これらはまったくもって個人的な趣味。
僕は「ウォーターボーイズ」のマンガのような演出〜しかも今日のマンガでは絶対やらないような陳腐なギャグとか展開〜に閉口したんだけど、やっぱりこの監督はそういうのが趣味なようで、この作品でも何度も失笑を誘う場面があった。コメディのセンスがないというか古すぎるというか。リズムで笑いをとる、ってことが根本的に欠落してる気がする。
この手のシナリオ、演出だとやっぱり「シコふんじゃった。」の周防正行を思い出すけど、比べるとやっぱり格が違う。周防正行のシナリオはツッコミどころが少ないし、一番重要な「なぜそれをやるのか?」っていう部分をしっかり描いてくれる。
ところが、たとえばこの「スウィングガールズ」でも最初はいやいやだったジャズをなぜ彼女たちがやるのか、って部分がとても薄い。もちろん、ジャズの魅力にひかれたからなんだろうけど、だったらその時の演奏シーンは見ている方もグッとくる内容じゃないとダメだと思う。
エンディングの幕切れの淡泊さもそうだけど、この監督の「薄さ」は何なんだろう?
あと、この映画のウリは実際に「彼女たちが演奏している」って部分だと思うんだけど、それがなぜかイマイチ伝わってこない。演奏シーンをカット割りし過ぎなのかな?
それこそメイキングとかライブDVDの方が感動できそうな。映画をみたあとでサウンドトラックと彼女たちのライブCD「SWING GIRLS LIVE!!」を借りてきたけど、なかなか楽しかった。

2005年7月13日水曜日

「ロッキー」感想

ロッキー 〈 特別編 〉
シルベスター・スタローン ジョン・G・アビルドセン バート・ヤング タリア・シャイア
B000185DAS


前からずっと見直したいと思っていたけど、沢木耕太郎のエッセイ(『シンデレラ・ボーイ』「バーボン・ストリート」所収)を読んでとても見たくなり、やっと借りてきた。

僕にとってDVDって、昔テレビでご飯を食べながら適当に、吹替はいいとしてカットありのバージョンで見た映画を、オリジナルの音声・キレイな画質で見直すいいきっかけになっている。
この「ロッキー」もそうで、今回見直して典型的な「見た気になっていたけど、まともに見たことがない映画」だったことに気づいた。
というのも、この映画ってわりと半ズボンイズムあふれるというか、そういう人が好む映画だと思いこんでいて、生意気盛りの頃にはバカにしてた。んで、ちょっと大人になるともっとひどくて完全に存在を忘れていた(笑)。
だけど今こうして見直してみると、こりゃ大人の映画だなぁ。
だって前半1時間、ロッキーというしがない男の不器用さと優しさが延々と綴られるのだ。
そして、エイドリアンへの想い……って子供は耐えられたのか、当時?いや退屈だったという意味じゃなくて、ここの描写が丁寧でよかったんだけど全然半ズボンイズムじゃねーじゃん、という。
でもこれが可能なのって冒頭にボクシングのシーンがあるからだよなぁ。「Mr.インレクディブル」もそうなんだけど、冒頭に映画を見に来た人が期待する映像を入れておくと、1時間ぐらいは観客が期待していない、作り手が描きたい描写が続いても耐えられるんだと思う。「Mr.インレクディブル」DVDに収録されている、ボツになった冒頭シークエンスは今いかにインレクディブルがダメになってるかの生活描写になってて、確かにそれはボツだよなぁと思った。
さて、改めて見てみるまでこの映画は「スタローンが一気に書き上げたシナリオを持ち込んで、主演して一躍スターに」ってな部分を意識していたせいか、すごく優秀な脚本で魅せるのかと思ったら、そうではなくて、意外に絵作りと音楽で魅せる映画だった。フィラデルフィアのやや倦怠ムードの中、ロッキーが輝こうとする絵、ってのは全編を通してとても魅力的だった。あの有名なテーマ音楽はもちろんとして、さりげなくかかっている劇伴もとてもいい。
逆に脚本的にはうーん、という感じ。
確かに今見るには、このスト−リーが一つのスタンダードになってるせいもあり、新鮮にはとても感じられないという不利な点はあると思う。
だけどどうしてもノレないところがあって、それはアポロがなぜロッキーを指名したのか、という部分。ここ、必然性とリアリティがなさ過ぎると思う。さすがに世界チャンピオンがあんな場末のボクサーを指名しないでしょ。たとえば、何か因縁なり理由があって「ロッキーか……。あれなら面白くなるかもしれん」とかって選んでればノレたんだけど。そこがずっと気になった。
あとロッキーのモチベーションは映像的には十分伝わってくるんだけど、脚本的にもっとほしかった。今の自分ではイヤだ、輝きたいんだ、ってな部分が弱い気がする。
またあれぐらいのトレーニングで互角に戦えるのか?という疑問も。たとえばロッキーが実はものすごい潜在的な能力を持っているのに、それを生かし切れてないという描写があればいいんだろうけど、その辺は北野武監督「キッズ・リターン」はうまかったなぁ。
その「輝きたいんだ」って部分だけど、実はこの映画はアメリカンドリームものではないと思う。つまり「成り上がり」系ではないということ。実際、インタビューでもスタローンが話しているように、このあとのロッキー・バルボアという男は決してアメリカのヒーローになったわけではないはず。いうなれば甲子園初出場で一回戦負けした選手たちの物語のような、まさに「一瞬の夏」の映画なのだ。
だからラストの、やたらモノマネされるシーン(笑、最近の若い子は絶対元ネタを知らないだろう)の、
「エイドリアーン!」
って部分は、訳すなら
「エイドリアーン!(見た見た?今、オレ輝いてたよね?)」
「ロォッキー!(えぇ、輝いてたわ)」
「エイドリアーン!(今、オレ輝いてたよね?)」
「ロォッキー!(えぇ、輝いてたわ、ロッキー)」
「エイドリアーン!(うぉおお愛してるぜぇ!!)」
って感じになるのだろう(ホントか?)。

2005年6月28日火曜日

スターウォーズ

スターウォーズが盛り上がってるけど、……と書くとアンチな書き出しっぽいけどそうではなくて僕はふつうに好き。

いや、書きたかったのは子供の頃、スターウォーズとスーパーマンの曲が似すぎててまったく区別つかなかった、ということ。
ジョン・ウィリアムズ グレイテスト・ヒッツ1969-1999
ジョン・ウィリアムズ グレイテスト・ヒッツ1969-1999

数年前にこのCDを聴いて、大人になってもおなじだとおもいました。

あと、映画でスーパーマン役をやっているのは「アントニオ猪木」だと思ってました。アゴが割れてる人っていうのが自分の中では猪木しか知らなかったのと、アントニオって名前から外人ぽい気がしてたのと、スーパーマンのタイツってわりとプロレスの衣装っぽいのと、強い人なのと、そんなりゆうからだとおもいます。

2005年6月27日月曜日

「VIDEO VICTIM2」

買いました。詳細はこちら
どうも世間的にはteevee graphicsの作品集というよりラーメンズのビデオ、みたいな扱い方をされてる気もするけど、実際内容的にもそうかも。


teevee graphicsのモーショングラフィックスはやっぱりかっこいいんだけど(「10:SLEEPER'S RAG」はかわいくて○)、ラーメンズどうかなぁ……。今まで一度も面白いと思えなくて、今度こそと思ったんだけど。少なくともこのビデオのネタは笑えない。
だって食べ物を切るのを擬人化するとかって今頃「ゲバゲバ90分」「カリキュラマシーン」かよ!とツッコミたくなるし、全体的に「皮肉」とか「ヒネリ」のやり方が古くないかな?日本人の風習を客観的に笑うのは「スネークマンショー」でもうオナカいっぱいだし。
お願いだから誰か僕に彼らを面白いと言わせてくれ〜!

2005年6月26日日曜日

タイガー&ドラゴン

ついに最終回だー♪とHDDレコーダーを再生したら「金スマ」とかいう見たことない番組が……(泣)。3回目ぐらいから録画してたけど、よりによって最終回で野球延長の余波を受けるとは。
ドラマ録画する人たちは、そういうのも見越して長めに撮っておくのは常識なの?

まぁ、会社で誰かに頼んで貸してもらうからいいや。



2005年6月5日日曜日

「ハービー 機械じかけのキューピッド」

もう「全米熱狂のティーンセレブ」なんて扱いされてるリンジー(リンゼイ)・ローハンだけど、彼女主演の「ハービー 機械じかけのキューピッド」が7/30公開だって。
人格を持ったワーゲンビートル、なんて「青いじどうしゃスージー」の絵本で育って、小さい頃、車のライトが「目」に見えてしょうがなかった僕のツボ。かわゆいリンジーちゃんが主演とくれば、すごい見たい。

「ミリオン・ダラー・ベイビー」

あまりに評判がよかったので、全然興味なかったけど劇場に足を運んだ。興味ない、といってもボクシングはキライじゃなく、アリスの「チャンピオン」経由、沢木耕太郎の「一瞬の夏」行きのコースもたどったし、テレビでやっているとけっこう見る。

イーストウッドの監督した映画って実は観るのはじめてかもしれないけど、ザラついた画質に暗めの照明、淡々と進むストーリーなどシブくて好印象。本人はもちろん、モーガン・フリーマンの演技もいい。なんか北野武の映画を思い出す。
そして、後半。なるべく前情報はカットしてたけど、後半はストーリーが急展開するのは聞いていたので、あぁそうなるのかー、とため息。しかし!その後からラストがえ〜、って感じだった。取り上げているテーマは分かるんだけど。あとから考えてみるに、どうもそこの結論に至るまでの演出は素晴らしいんだけど心の動きを描くべき脚本はどうかなぁ、という感じ。違和感が残ったまま劇場を後にした。

「泣ける感動作」と思って観に行くとガツンと鼻っ柱をやられますぜ。とてもビターな映画。

ちなみに、これを観に行ってなかったら10年後に「ボクシング・ヘレナ」と区別つかなくなりそう。あと微妙になぜか「恋はハッケヨイ!」も。


2005年6月3日金曜日

「VIDEO VICTIM2」

大好きなteevee graphicsのDVD第二弾。2005年6月24日発売予定。詳細はこちら
今回の「TOWA TEI、マニー・マーク、AFRA、砂原良徳の音楽にのせたオリジナル映像作品」はいいんだけど、あまり自分は相性のよくないラーメンズが大々的にフィーチャリングというのがなぁ。
相性の悪かったクドカンも「タイガー&ドラゴン」でようやくその才能に感嘆してるんだけど(←遅いよ!)、今回のでラーメンズの面白さも分かるのか?

「公式長編記録映画日本万国博覧会」DVD

「公式長編記録映画日本万国博覧会」DVD買った。5985円と価格破壊がおこってる洋画DVDなんかと比べると値段は張るけど、この手のDVDなんていつ廃盤になるか分からないし、迷うなら買い。3時間近くもあるからかなりお腹いっぱいになれる。


「カノッサの屈辱」

CSフジテレビ721で、高校生の頃大好きだった「カノッサの屈辱」を放送中だけど、これ、今見ても凝ってるなぁ。やっぱり制作費が違うのかなぁ。いや、深夜放送はカルチャーだという自負があるかないかなの違いなのかも。